一堂啄石
いちどうたくせき
概要
「一堂啄石」とは、マンガ、アニメ作品「奇面組シリーズ」に登場するキャラクターであり、主人公:一堂零の父親である。
名前の由来は「一同着席」。
(「ハイスクール!奇面組第11巻「奇面組キャラクター名鑑 一堂啄石編」より)
(外部リンク先はマンガ図書館Z。以下同じ。)
なお「琢(王偏)」ではなく「啄(口偏)」であるので注意。
「石川啄木」の“啄”+「夏目漱石」の“石”=啄石と考えると覚えやすい。
「3年奇面組」第3巻「おもちゃ屋の落日の巻」にて初登場。
主人公:一堂零と一堂霧兄妹の父親で、おもちゃ屋を経営している。
例えば、おもちゃを売るために子どもを強引に勧誘し、挙げ句の果てに自ら改造した「おもちゃの一堂」の店構えのロボットアームギミックで、子どもを捕まえたり、(「3年第3巻「おもちゃ屋の落日の巻」)
花火職人の資格を持っていないのに、数多くの多種多様に渡る花火を作って遊んだり、(「3年第4巻「勝手に花火大会の巻」)
ある意味、息子の一堂零以上の変態である。
本人は「自分は本来はシンプルな性格だったが、義父さんに毒された」と言っているが。
(「ハイスクール!第2巻「バイタリティーじいさん来たる!の巻」)
また、お酒を飲んで酔っ払い、ストーブをつけたままこたつで寝煙草をしてしまい火事を起こし、家を半焼させてしまったり(「ハイスクール!第11巻「悪夢の一夜の巻」)
息子の零におねしょを押し付けたり(「ハイスクール!第16巻「ONESHO!?の巻」)
少し、いやかなり大人としてそれどうなんだろう?という行動を取ってしまう事もある。
零には厳しく、しょっちゅう激しい突っ込みを入れるが、逆に霧には弱く、しょっちゅう突っ込まれるなどめっぽう甘い。
但し、霧にはその一例の変態的行動から半ば呆れられており、零と一緒に「外部の人たちからは隠したい対象」ではあるのだが。
隣人の音成家(音成久子(チャコ)の家族)とは仲が悪く、顔を合わせては年がら年中いがみ合っては張り合い、ひと騒動を起こす。
(「ハイスクール!第13巻「音成家の人びとの巻」など多数。)
妻である直利に先立たれており、ときたま直利を思い出しながら遺影を持って「直利………。」と呟きながら涙を流したり、感傷に耽りむせび泣いたりなどの姿を見せている。
このように、人間味溢れた一見どうしようもない親父さんではあるのだが、なんだかんだで零と霧を愛する良き父親である。
零の顔に対して嫌な事は何一つ言わないという一貫性した姿勢がそれを証明している、と言える。