概要
「一堂啄石」とは、マンガ、アニメ作品「奇面組シリーズ」に登場するキャラクターであり、主人公:一堂零と一堂霧兄妹の父親である。
おもちゃ屋を経営している。
プロフィール
生年月日 | 昭和10年(月日は不明) |
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身長 | 168cm |
体重 | 60kg |
血液型 | A型 |
職業 | おもちゃ屋「おもちゃの一堂」店主 |
家族 | 妻・一堂直利(いちどう なおり:故人) 息子(長男)・一堂零(いちどう れい) 娘(長女)・一堂霧(いちどう きり) 飼い犬・一堂ラッシー(いちどう らっしー) 善院家:義父・善院清列(ぜんいん せいれつ) 義兄・善院控栄(ぜんいん ひかえい) 甥・善院秀吾(ぜんいん しゅうご) 他に義母と義姉がいる。 |
CV | 屋良有作 |
名前の由来は「一同着席」。
※『ハイスクール!奇面組』第11巻「奇面組キャラクター名鑑 一堂啄石編」及びムック本「帰ってきた奇面組」より抜粋。
なお「琢(王偏)」ではなく「啄(口偏)」であるので注意。
「石川啄木」の“啄”+「夏目漱石」の“石”=啄石と考えると覚えやすい。
キャラクター解説
『3年奇面組』第3巻「おもちゃ屋の落日の巻」にて初登場。
一堂零の実の父親であり、この息子にしてこの父親有り、という程に、零に負けず劣らずの変態である。
例えば、おもちゃを売るために子どもを強引に勧誘し、挙げ句の果てに自ら製作した「おもちゃの一堂」の店構えのロボットアームギミックで子どもを捕まえたり、(『3年』第3巻「おもちゃ屋の落日の巻」)
花火職人の資格を持っていないのに、数多くの多種多様に渡る花火を作って遊んだり、(『3年』第4巻「勝手に花火大会の巻」)
ある意味、息子の零以上の変態である。
本人は「自分は本来はシンプルな性格だったが、義父さんに毒された」と言っているのだが。
(『ハイスクール!』第2巻「バイタリティーじいさん来たる!の巻」)
また、お酒を飲んで酔っ払い、ストーブをつけたままこたつで寝煙草をしてしまい、火事を起こし、家を半焼させてしまったり(『ハイスクール!』第11巻「悪夢の一夜の巻」)
息子の零におねしょを押し付けたり(『ハイスクール!』第16巻「ONESHO!?の巻」)
少し、いやかなり大人としてそれどうなんだ?という行動を取る事もある。
零には厳しく、しょっちゅう激しい突っ込みを入れるが、逆に霧には弱く、しょっちゅう突っ込まれるなどめっぽう甘い。
但し、霧にはその一連の変態的行動から半ば呆れられており、零と共に「外部の人たちからは隠したい対象」とされてしまっている。
隣人の音成家(音成久子(チャコ)の家族)とは仲が悪く、顔を合わせては年がら年中いがみ合っては張り合い、ひと騒動を起こす。
(『ハイスクール!』第13巻「音成家の人びとの巻」など多数。)
妻である直利に先立たれており、ときたま直利を思い出しながら遺影を持って「直利………。」と呟きながら涙を流したり、感傷に耽りむせび泣いたりなどの姿は、定番のオチである。
このように、人間味溢れた一見どうしようもない父親ではあるのだが、なんだかんだで零と霧を愛する良き父親である。
零の顔に対して嫌な事は何一つ言わないという一貫性した姿勢がそれを証明している、と言える。
まあ、直利さんに惚れているので当たり前といえば当たり前なのではあるのだが。
ちなみに:セクハラ疑惑について
天野邪子にセクハラ同然に迫る、というネタがある、という話について。
これは、アニメ版30話前編「つっぱり子猫物語」でのアニメオリジナルの過剰演出によるネタであり、
原作である『ハイスクール!』第10巻「天野邪子の訪問の巻」)では、確かに啄石は邪子を家に引き込んだが、
そのあと、お茶やコーヒーを勧めただけであり、原作ではそこまで激しく邪子に迫っている訳ではないので注意。
但し、「帰ってきた奇面組」の「はじめてのおつかい の巻」では、皆に零の「初めてのお使い」のビデオを見せようとしたら、皆の前で借りてきたアダルトビデオを流してしまった。
というネタも、あることはあるので、まあ、普通の男の人である、と言えば、そうなのであろう。