概要
「一堂兄妹」とは、マンガ、アニメ作品「奇面組シリーズ」に登場する、主人公:一堂零と、その妹である一堂霧の兄妹の愛称である。
ピクシブ百科事典の慣習に倣い、よみがなを「けいまい」としているが、普段呼ぶには「きょうだい」でも特に問題は無いと思われる。
解説
一見、いやどう見ても全く似ていない二人であるが、まがうことなく、父:一堂啄石と母:一堂直利を両親として生まれた、実の兄妹である。
一堂零は、顔と性格は母親の家系である祖父の善院清列譲りであり、顔の骨格のみ父の啄石譲りである。
一方の一堂霧は、性格は啄石譲りであり、アゴだけ母の直利譲りである。
なお啄石曰く、「自分は本来はシンプルな性格だったが、義父さんに毒された」そうである。
名前の由来は言わずもがな、起立と礼であるが、雨冠で合わせてあるのに両親の愛情を感じる。
原作とアニメ版の違い
原作での霧は、連載当初は一堂家の変態的な気質に特に不満は無く、零や啄石の変態的な行動にも順応していたのだが、中学生になり恥じらいが出て来たのか、二人の存在を友達や担任の先生から隠すようになっていき、「如何に零や啄石の存在を外部から隠すか」が原作でのネタの一つとなっていた。
一方アニメ版では、霧が困っているところを兄である零が騒動を起こしつつもお兄ちゃんらしく問題を解決に導くという、心温まるアニメ版オリジナル回が作られた。
(例えば61話後編「霧ちゃんのひなまつり」、68話前編「汗と涙のチャリティーバザー」など。)
なので、原作での零は、我が侭勝手放題な、はた迷惑な変態兄貴で、二人の関係はボケと突っ込みが激しい兄妹漫才的な印象が強くなり、
アニメ版での零は少し、いやかなりの変態だか、なんだかんだで優しくて行動力のあるカッコいいお兄ちゃんとなり、二人の関係も霧がなんだかんだといって零を慕い頼りにしている、大変仲の良い印象が強くなっている。