黒部の太陽
くろべのたいよう
日本の文芸作品の一つ。また、それを元にした映像作品。
概要
作者は木本正次。1964年に毎日新聞に連載された。なお、木元は、本作執筆当時毎日新聞社の社員(記者)だった。
黒部ダム(特に関電トンネル)工事に命と人生を掛けた男達の姿を描いた。
3度映像化されている他、2008年には大阪市の劇場で舞台版が上演されている。
映像化の歴史
映画版
1968年2月に東宝系の映画館の一部で公開されたあと、同年の春休み映画として日活系の映画館で上映された。出演は三船敏郎、石原裕次郎ほか。
この映画、実現までにかなり壮絶な物語があった。その事に関してはwikipediaの記事を参考に。
また、石原裕次郎の「このあらゆる意味でダイナミックになってしまった作品は映画館で見るべきだよ」(要約)という意向で映像ソフト化は長年見送られてきた。また。同じ理由から、テレビでの放送も、短縮版が2度(1979年10月にテレビ朝日系列局11局中9局、2012年3月にNHKBSプレミアムで、それぞれ放送された程度にとどまっていた。
だが、2013年3月、ついにDVD(およびブルーレイ化された。2014年にはBS日テレとチャンネルNECO(日活系のCSテレビ局)で「完全版」が放送されている。
連続テレビドラマ版
1969年8月から10月にかけて、日本テレビ、読売テレビ他で放送された。
映画版からは石原裕次郎、芦田伸介、宇野重吉も出演しているが、ここでは、寺田農が主人公を務めている。
13話分作られたが、スポンサーに因縁付けられたせいで放送を断念したエピソードが2話分発生してしまったため、11話しか放送されなかった。