概要
山陽本線の瀬野-八本松間のいわゆる「瀬野八」を走行する貨物列車の補機として、EF60、EF65より改造された。碓氷峠などと違い、上り列車(瀬野→八本松)のみ補機が付く。以前は旅客列車も補機がついていたが、当車が登場した頃には既に旅客列車への補機連結は行われなくなっている。
塗装は広島県花のもみじにちなみ、直流用機関車としては異色の赤色(赤11号、急行形気動車の窓廻りと同じ色)が採用されている。
各番台解説
0番台
1982年にEF60より3両が改造された。
当時は走行解放が行われていたため、上り側にデッキを備える。
2012年9月よりEF210形300番台の投入が始まり、置き換えられた2・3号機が廃車となり、2013年の広島車両所一般公開を最後に解体された。最後まで残った1号機も2014年5月末に定期運用を終了した。
現在は1号機が広島車両所で保存されている。
100番台
1990年にEF65より5両が改造された。
0番台と違い走行解放を行わないため、デッキなどは取り付けられていない。
2003年より更新工事が施工され、角形ライトなど外観が大きく変化した。
現況
100番台5両がJR貨物広島車両所に所属し、瀬野八用補機として運用されている。以前は瀬野と八本松間だけで運用されていたが、現在は広島貨物ターミナルー西条間の運用となっている。