この記事には『TIGER&BUNNY』19話以降のネタバレを含みます。
詳細
『TIGER&BUNNY』19話にて、バーナビー・ブルックスJr.の両親を殺した真犯人がアルバート・マーベリックであり、他者の記憶を改ざんし新たに植えつけることのできるNEXTであると明かされた。
マーベリックは『HERO TV』の発案者であるが、ヒーロースーツのための特殊合金を開発し提供したバーナビーの両親やマーベリックの尽力も虚しく視聴率は低迷していた。当時世間にはまだNEXTへの偏見が色濃く残っていたためである。そこでマーベリックはある組織(ウロボロスだと思われるが詳しくは語られていない。しかし彼の最後のセリフからやはりウロボロスであると考えるのが妥当だと思われる)と手を組み、「派手な犯罪を起こし逮捕劇を繰り広げる」というマッチポンプにより視聴率を上げ、また能力減退を起こしていたMr.レジェンドに八百長を行わせ、伝説のヒーローを作り上げることで、ヒーローやNEXTに対する世間への認識を変えようと試みた。
しかしそれに気づいたバーナビーの両親がマーベリックに全てを公表することを要求し、拒んだマーベリックが二人を銃で殺害。これが、バーナビーの両親が殺害された事件の真相であった。
そして彼が作中で行った所業は以下のものである。
- 19話Bパートで、事件当日バーナビーと一緒にいたのがマーベリックではなくバーナビーの実家の家政婦・サマンサであることが写真で発覚し、自らの記憶と矛盾が生じたことによって本来の事件当時の記憶を取り戻したバーナビーに全ての真相を語り、薬を入れたコーヒーを飲ませ動けなくした上で、再び「犯人はジェイクである」という記憶を植えつける。
- 20話で、病室でクリームが語ったジェイクのアリバイをバーナビーと共に聞いていた虎徹にも、バーナビー同様に薬入りコーヒーを飲ませ記憶の改ざんを試みるが虎徹はコーヒーを口にしなかった為に失敗。そして虎徹がマーベリックの部屋で、スケート場で自分がバーナビーに渡した自分とおそろいのピンズを拾ったことで、「バーナビーが行方不明になる前にマーベリックの部屋に居たのではないか」という疑問を持ったことから、彼をサマンサを殺した犯人に仕立てあげてしまう。(サマンサもまた同じく記憶に矛盾が生じ、疑問を持って虎徹に面会に来ていた)
- バーナビーを含むほかのヒーローやHERO TVのスタッフ、アポロンメディア内の虎徹と近しい者たちからも虎徹との記憶を消し、彼らに虎徹を追うよう仕向ける。
- 楓の活躍で記憶改ざんはどうにかなったものの、今度はニセタイガーを使ってヒーローをフルボッコにして楓と共に監禁し、さらにタイガーと記憶を取り戻したバーナビーをジャスティスタワーに誘い、他のヒーローもろとも抹殺しようとする。
- 虎徹の捨て身の覚悟でH-01は倒されるが、虎徹は能力が減退していたために避けきれずに重症を負ってしまう。ブルーローズの能力をコピーした楓の活躍によりヒーロー達の首輪爆弾を解除し、ヒーロー達と楓は二人の元へ向うも時既に遅く、虎徹は息絶えていた…。
- 25話で、悲しみに暮れるヒーロー達に目の前にロトワングと一緒に現れ、量産したH-01でヒーロー達を攻撃しかけるが、斎藤さんがセーフティーモードのパスの解析を行ったことでH-01は停止。更にヒーロー達への脅しをアニエス(実は記憶が戻っていたが、マーベリックの目を誤魔化す為に記憶を失ったままの「フリ」をしていた)によって全てTV中継で暴かれ、楓を人質に取るも意識を取り戻した虎徹にそれを奪い返された上、殴り飛ばされる。ヒーロー達が虎徹の復活に気を取られている隙に逃げようとしたところを折紙サイクロンが投げた巨大手裏剣により止められ、とうとう追いつめられてしまい、「ウロボロスは終わらない」と残して自らに能力を使い廃人となり精神的な自害を図る。逮捕後護送中にルナティックからの攻撃を受け粛清された。
以上のことから、「マーベリックをフルボッコしたい」「殴りたい」「イボ連打したい」などのイラストや漫画が19話以降の放送から多数投稿されている。
ちなみに監督曰く、「マーベリックのイボを押すと『やめなさい!』と声が出る」(参照)らしく、さらに「ピンポンダッシュより難度高い」(参照)ようだ。有志によるチャレンジが待たれる。
上記のように、放送中から視聴者たちに恨まれている彼であるが、一般人たちから気味悪がられたり人間扱いされていなかったNEXTに対する意識を改善している事や、その手腕を認める声も少なからずある。要は、その手段とやり方の問題である。
関連イラスト
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TIGER&BUNNY アルバート・マーベリック 黒いサンライズ
ロイミュード001・・・・同じ能力を持ち、同じような内容をやった者繋がり。