概要
作者はみずしな孝之。
とある山奥でガラス工房を営む小松という青年と、そのペットのメス犬・ムーコのふれあいを描く。
元々は同人誌の形で発表され、それが講談社の「イブニング」編集部の目に留まり、同誌にて2011年4月から商業連載が開始された。
アニメ化
第1期
制作は動画工房。2013年7月29日から12月23日にかけて、フジテレビ系列局の内17局において朝の情報番組『ノンストップ!』の1コーナーとして、2分枠のショートアニメを放送。なお、FNS系ながら『ノンストップ!』非ネットの秋田テレビおよび石川テレビにおいても、2014年に入って単独番組として放送されている。
本来全21話であるが、第19話が台風情報の影響で放送返上を余儀なくされた(その後、DVD特典映像としてカバーされている)。
第2期
制作は引き続き動画工房。2014年4月27日から10月5日にかけて、BSフジの子供番組『モジーズ&YOU』の1コーナーとして放送(同じく2分枠)、全22話。
BSの恩恵で全国フルカバーとなった反面、地上波はフジテレビおよび秋田テレビ、石川テレビの3局体制にシェイプアップされた。さらにフジに関しては第1~9話が『コンちゃんテンちゃん』とか言う情報バラエティ番組、第10~19話が『ディープガール』とか言うヒロミ(一度だけピンチヒッターでこの人の嫁)司会のトーク番組、第20~22話が『アフロの変』とか言うバラエティ番組と、母体番組が2度変更された。
第3期
DLE制作、テレビ東京を基幹局とする新体制で2015年秋アニメとして同年10月よりテレビ東京系列および秋田テレビにて放送開始。
今回は完全な単独番組、それも15分枠に拡大された他、フジ版では局アナ勢が担当していた男性キャラクターの中の人に本職の声優が起用された(後述)…というのが主な変更点。
登場人&犬物
声優名が併記されている場合は「フジ版/テレ東版」の順。それ以外は両版共通となる。
- 小松誠二(こまつさん)
CV:谷岡慎一(フジテレビアナウンサー)/日野聡
ガラス工房「GLASS STUDIO amato」を構える吹きガラス職人で、ムーコの飼い主。眉毛が薄い。
よくムーコに話しかけたり遊び相手をしたり、と随所で彼女への愛情の深さを伺わせるが、いざ叱る時にはマズル(口先部分)を掴むなど荒っぽさも見せる。
作業時は頭にタオルを巻きTシャツを着用する…というのが定番のスタイルだが、重度の花粉症に悩まされており、花粉飛来シーズンにはゴーグルとマスクを装着する事も多い。
- ムーコ
CV:吉田仁美
柴犬らしき外見(具体的に明言されていないが、日本犬ではある模様)の雌犬。自称「てつのおんなムーコ」。つやつやの鼻が自慢。
とにかく小松のことが大好きで、彼が犬でないことを知るや「こまつさんが早く犬になれますように」と言うムチャクチャな願望を持ってしまう。一方で小松以外の人間にはあまり懐かない。
ボールを投げて自分でキャッチするなど器用な面を見せ、他にも様々な一人遊びの様子が描かれているが、うっかり敷地内の池にはまることもしばしば。
- 牛島厚平(うしこうさん)
CV:佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)/間島淳司
大柄でスキンヘッドにヒゲ、サングラスと厳つい外見のウェブデザイナー。
高校時代からの小松の友人であり、野球部ではバッテリーを組んでいた(本人は捕手、小松が投手)。今も頻繁に工房へ遊びに来ている。
- 棒田さん
CV:倉田大誠(フジテレビアナウンサー)/藤原啓治
牛島行きつけの店「BAR BORDER」のマスター。
アフロヘアーにサングラスを着用し、店名の由来となったボーダー柄のものを何かしら身に付けている。
- 棒田玲奈(玲奈ちゃん)
CV:上坂すみれ
棒田の娘。2015年4月時点で小学1年生。微妙な嘘を付く癖がある。
ムーコを可愛がる…のだが、やり方ががさつなせいで当犬からはやや敬遠されがち。
- 篠原さん
CV:名塚佳織
小学校の教諭で、玲奈の担任。
都会から引っ越して来た当初、カフェと間違えて小松のギャラリーに来店した。
- むとうせんせい
CV:渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)/高橋広樹
ムーコかかりつけの「むとう動物病院」の院長。やや長めの髪でヒゲが濃く、喋り方も相まってそっち系のオーラを漂わせている。
- 篠原環(タマキくん)
CV:(未登場)/小林ゆう
篠原さんの弟。展示会に小松が出品した作品を見て感銘を受け、アルバイトとして工房入り。
過去に負ったトラウマの為に犬を苦手としており、ムーコに接するときも尋常でない距離を取っている。
秋田との因縁
実は地上波・衛星波を通じ、3期全てを放送しているテレビ局が一つだけ存在する。
それが秋田テレビ。
1期では『ノンストップ!』とは別に単独でやらかし、2期でも先述の通り地上波3局の一角を担ってしまい、そして3期もネットワークの枠を超えて垂れ流してしまった。
秋田でやらかし続けている理由としては、主人公「コンビ」のモデルとなった人物とペットの犬が、秋田県在住者であるかららしい。
…ちなみに、現実にも「小松さん」と「ムーコ」だったりする。
また、うしこうさんこと牛島厚平にも実在するモデルがいる。その人は、石塚公評(いしづかこうへい)という、秋田県在住のラヂオパーソナリティ。通称「イシコウさん」で、うしこうさん同様かなりの巨漢。