いとしのムーコ
いとしのむーこ
概要
作者はみずしな孝之。
とある山奥でガラス工房を営む小松という青年と、そのペットのメス犬・ムーコのふれあいを描く。
元々は同人誌の形で発表され、それが講談社の『イブニング』編集部の目に留まり、同誌2011年4月26日号から商業連載が開始された。
そして同誌2020年10月13日号(同年26号)をもって終了している。
単行本は全17巻。
また、講談社が運営する電子コミックアプリ『コミックDAYS』にて、
2023年9月10日から続編「だいすき!いとしのムーコ」が掲載されている。
なお、作者のみずしなによる「ムーコフォント」なるものが存在する。
画像と組み合わせると、ムーコ風の画像になる(と思われる)。
アニメ化
第1期
制作は動画工房。2013年7月29日から12月23日にかけて、フジテレビ系列局の内17局において朝の情報番組『ノンストップ!』の1コーナーとして、2分枠のショートアニメが放送されたほか、『ノンストップ!』を放送していない秋田テレビおよび石川テレビにおいても、2014年に入って単独番組として放送されている。
本来全21話であるが、第19話が台風情報の影響で放送を見送った(その後、DVD特典映像としてカバーされている)。
登場人&犬物
声優名が併記されている場合は「フジ版/テレ東版」の順。それ以外は両版共通となる。
- 小松誠二(こまつさん)
CV:谷岡慎一(フジテレビアナウンサー)/日野聡
ガラス工房「GLASS STUDIO amato」を構える吹きガラス職人で、ムーコの飼い主。眉毛が薄い。
よくムーコに話しかけたり遊び相手をしたり、と随所で彼女への愛情の深さを窺わせるが、いざ叱る時にはマズル(口先部分)を掴むなど荒っぽさも見せる。
作業時は頭にタオルを巻きTシャツを着用する…というのが定番のスタイルだが、重度の花粉症に悩まされており、花粉飛来シーズンにはゴーグルとマスクを装着する事も多い。
- ムーコ
CV:吉田仁美
柴犬らしき外見(具体的に明言されていないが、日本犬ではある模様)の雌犬。自称「てつのおんなムーコ」。つやつやの鼻が自慢(但し、風邪をひいた時などは、ムーコが「おはなつやつやじゃないー!」とショックを受けるほどに鼻が乾燥する)。
とにかく小松のことが大好きで、彼が犬でないことを知るや「こまつさんが早く犬になれますように」と言うムチャクチャな願望を持ってしまう。一方で小松以外の人間にはあまり懐かない。
ボールを投げて自分でキャッチするなど器用な面を見せ、他にも様々な一人遊びの様子が描かれているが、うっかり敷地内の池にはまることもしばしば。
- 牛島厚平(うしこうさん)
CV:佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)/間島淳司
大柄でスキンヘッドにヒゲ、サングラスと厳つい外見のウェブデザイナー。
高校時代からの小松の友人であり、野球部ではバッテリーを組んでいた(本人は捕手、小松が投手)。今も頻繁に工房へ遊びに来ている。また、篠原さんに片思い中でもある。
なお、高校の頃は細身の美少年だったが、高校卒業後はチャラ男となり、そして今に至っている。どうしてこうなった。
- 棒田さん
CV:倉田大誠(フジテレビアナウンサー)/藤原啓治
牛島行きつけの店「BAR BORDER」のマスター。
アフロヘアーにサングラスを着用し、店名の由来となったボーダー柄のものを何かしら身に付けている。因みにバツイチである。
- 棒田玲奈(玲奈ちゃん)
CV:上坂すみれ
棒田の娘。2015年4月時点で小学1年生。微妙な嘘をつく癖がある。
ムーコを可愛がる…のだが、やり方ががさつなせいで、当犬からはやや敬遠されがち。
- 篠原さん
CV:名塚佳織
小学校の教諭で、玲奈の担任。
都会から引っ越して来た当初、カフェと間違えて小松のギャラリーに来店した。ムーコからは一方的にライバル視されている。
- むとうせんせい
CV:渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)/高橋広樹
ムーコかかりつけの「むとう動物病院」の院長。やや長めの髪でヒゲが濃く、喋り方も相まってそっち系のオーラを漂わせている。
- 篠原環(タマキくん)
CV:(未登場)/小林ゆう
篠原さんの弟。展示会に小松が出品した作品を見て感銘を受け、アルバイトとして工房入り。
過去に負ったトラウマの為に犬を苦手としており、ムーコに接するときも尋常でない距離を取っている。
- おすし
続編に登場する秋田犬。でかい
- 干場アメリ
おすしの飼い主、こまつさんに弟子入り志願にきた女子高生。
追記
実は地上波・衛星波を通じ、3期全てを放送したテレビ局が一つだけ存在する。
それが秋田テレビ。
先述の通り1期では『ノンストップ!』とは別に単独で放送、2期でも地上波3局の一角を担い、そしてテレビ東京制作の3期も放送した。これはは主人公「コンビ」のモデルとなった人物「小松さん」とペットの犬「ムーコ」が秋田県に在住しているため。外部リンク。
また、「うしこうさん」こと牛島厚平にも実在するモデルがいる。その人は、秋田県在住のラジオパーソナリティー石塚公評(いしづかこうへい)。通称「イシコウさん」で、うしこうさん同様スキンヘッドでかなりの巨漢。
さらに言えば秋田県のダイハツディーラーである秋田ダイハツのCMに起用されたことがある。
なお、ムーコのモデルとなった犬は、モデルとなったコマツソウイチによると、2023年3月6日(最初は2月6日とされていたが、追記ツイートにて訂正されている)に老衰により16歳で亡くなったという。
また、作者のみずしなもコメントを寄せたほか、3シリーズ全てにおいてムーコの中の人を務めた吉田仁美やCMに起用した秋田ダイハツも、それぞれ公式ツイッターアカウントを通じて追悼メッセージを寄せている。
ムーコのモデルとなった犬名義のツイッターアカウントも存在するのだが、こちらでも死去を臭わせるツイートを寄せた際、ムーコが生前世話になったという日本自動車連盟(JAF)も公式ツイッターアカウントにてメッセージを寄せた。
動画
- 【第一話 公式漫画動画】
- 【だいすき! いとしのムーコ 第一話 公式漫画動画】
- 【モデルとなったコマツさんとムーコが登場する動画(サムネイルの女性は別に篠原さんのモデルではない)】