データ
古生代において主にシルル紀等に栄えた[節足動物]である。ラテン語で「広い翼」を意味するユーリプテリダ、ユーリプティーリッドとも表記される。
尚、ウミサソリの体は大きく分けて三つに分かれている。頭に近い順から 頭胸、前腹、後腹である。
オルドビス紀に出現してから、浅海、特にサンゴ礁のラグーンに棲息し、淡水域にも棲息するものや、陸上に進出した種もいた。現代の蠍の祖先と主張する古生物学者もいるが、分類上の類縁関係は不明。プテリゴトゥス類のアクチラムスなどのように全長が2メートルに達する大型の種もいる。
シルル紀までは食物連鎖の頂点捕食者として君臨していたが、デボン紀になるとダンクルオステウスや鮫類など顎を発達させた魚類の台頭により徐々に衰退し、ペルム紀末期に三葉虫などとともに絶滅した。