概要
古生代の3番目かつ最も短い地質時代で、約4億4,370万年前から約4億1,600万年前までをさす。オルドビス紀の後、デボン紀の前に当たる。名前は ウェールズにいた ケルト人の部族(シルレス族)から。
全体に高温な時代で、世界の大部分は浅く暖かい海であった。
生物相
オルドビス紀末の大量絶滅を生き延びた三葉虫やウミサソリ、頭甲類や翼甲類など原始的な顎のない魚が繁栄。板皮類や棘魚類などの顎のある魚が登場し、脊椎動物が1メートルに達した。この時期、生物の本格的な陸上への進出が始まり、陸棲節足動物や最古の維管束植物が出現する。末期にはアンモナイトが登場した。