概要
棘皮動物ウミユリ網に属する生き物の総称。別名「生きた化石」。
後述するウミシダとは異なり、茎のような部位を持っている。
大昔は浅瀬にも生息していたものの、現在ではウミシダ目を除いて深海に生息。
羽枝と呼ばれる触手で、海流で流されて来た生き物を捕食する。
ウミシダを含めたウミユリの仲間は岩に吸着して生活するが、幼体は海の中を泳ぎ回る事が出来る。
ウミシダ
ウミユリと同じくウミユリ網に属する生き物だが、こちらはその内のウミシダ目に属する生き物の総称をいう。
この為、普通、ウミユリとは区別される事が多い。
やはり外見は植物に似ており、こちらはその名の通りシダを思わせるフォルムとなっている。
葉のように見える部分は腕であり、これで餌を引っ掛け、食溝という部分を伝って口に運ぶ。
根っこのような巻き枝という部分で岩に吸着したり、移動に使ったりする。
ちなみにシダという名前が付いていながら、現代の海に広く生息しているのはこちらの種族というのはなんとも奇妙な話である。浅い海に生息しているのは比較的にこちらの方である。