僕だけがいない街
ぼくだけがいないまち
概要
2012年7月号よりヤングエースにて連載中のサスペンス漫画。既刊は6巻。
時を遡る能力(リバイバル)を持った主人公が、過去に戻って選択肢を変えることで現在(未来)を変えようと格闘する姿を描く「ループもの」スリラー。
過去に子供たちを次々と殺害した真犯人は誰なのか?
『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。
『マンガ大賞2014』第2位。『マンガ大賞2015』第4位。
2016年1月にはアニメ版が放送開始、3月には実写映画が上映予定。3月4日発売予定のヤングエース4月号にて完結する事が2月4日発売の3月号にて発表された。
あらすじ
2006年5月。
売れない漫画家の藤沼悟は、時を遡れる「再上映(リバイバル)」という特殊能力を持っていた。この能力に不満を持ちながらも日々のアルバイトに勤しんでいたが、ある事件を境に、彼の周囲は大きく変化していく。
登場人物
- 藤沼 悟(ふじぬま さとる)
CV:満島真之介(本来)/土屋太鳳(「再上映(リバイバル)」状態)
本作の主人公。北海道出身。1977年3月2日生まれ。2006年5月時点では29歳。
漫画家でデビュー後はなかなか成功せずピザ屋でアルバイトをしている。人付き合いはあまり上手くない。
時を遡れる「再上映(リバイバル)」という能力を持っている。決まって直前に悪いこと(事件や事故など)が起きる際に発動する。自分の意思とは関係なく発生する上に、能力を発動した結果「マイナス」だったことが「プラマイ0」になる(悪いことが発生しなくなるだけ)、もしくは自分にとって「マイナス」になる(未然に防ごうとした結果、自分が労力を使う…など)そのためこの能力に不満を持っているが、損することだと判っているのに関わってしまうお人好しな一面を持つ。リバイバルは通常なら短い時間間隔に起きるものだが、ある日の事件を境に、意識が2006年と1988年を往復するようになる。
- 片桐 愛梨(かたぎり あいり)
CV:赤﨑千夏
17歳の女子高校生。悟と同じピザ屋でアルバイトをしている。
悟のことは「尊敬できる友人」と認識している。
- 雛月 加代(ひなづき かよ)
CV:悠木碧
小学生時代の悟のクラスメイトで、悟と同じ誕生日。オセロが強い。
- 藤沼 佐知子(ふじぬま さちこ)
CV:高山みなみ
悟の母親。2006年5月の時点では52歳。
元テレビ石狩の報道部アナウンサーで洞察力が高い。また、うっかり口を滑らせたときは「冗談に決まってるべさ」という口癖がある。
とても52歳とは思えない若々しい見た目をしていることから、悟は「妖怪」と比喩している。
- 白鳥 潤(しらとり じゅん)
CV:水島大宙
小学生時代の悟の近所の青年。1988年の時点では23歳。
お人好しな性格で、ひとりぼっちでいる子供を見かけるとほっとけず声をかけたり一緒に遊んだりしている。悟が幼き頃によく遊んでくれた相手で、彼を「ユウキさん」と呼んでいた。
- 八代 学(やしろ がく)
CV:宮本充
小学生時代の悟の担任の先生。勘がよく誠実な性格で、生徒・父兄たちから人気が高い。