小説「シャーロック・ホームズ」を原作として作られたテレビアニメ。
日本の東京ムービー新社とイタリアの国営放送局RAIの合作。
全26話。最初の6編は宮崎駿が監督・演出などを務めた。
なお登場人物の顔はみんな犬。
要するにケモノである。
このことからしばしば『犬のホームズ』と呼ばれることがある。
また一部外国で放送された際には『シャーロック・ハウンド』というタイトルになっている。
(本作とは全く別物の児童小説「シャーロック・ハウンド」シリーズも存在している)
内容
原作から登場人物と舞台を借りてはいるが、ほぼオリジナル・ストーリーとなっている。
ストーリーは子供にわかりやすいように、毎回モリアーティ教授と2人の部下が悪事を働こうとし、
ホームズとワトソンがそれを阻止する為に活躍するというもの。
推理小説色は薄いが、モリアーティ教授の発明品や、警官隊と教授一味の追いかけっこなど、
全体的に明るく楽しい雰囲気で作られており、少年少女向けの冒険活劇として極めて高い評価を獲得している。
登場キャラクター
ホームズ | 広川太一郎 | 主人公の私立探偵。 |
ワトソン | 富田耕生 | ホームズの相棒 |
ハドソン夫人 | 麻上洋子 | ホームズとワトソンの下宿の家主で、19歳の未亡人 |
モリアーティ教授 | 大塚周夫 | 悪党の親玉。 |
トッド | 増岡弘 | モリアーティの部下。 |
スマイリー | 千田光男 | モリアーティの部下。 |
レストレード | 飯塚昭三 | スコットランドヤードの警部。 |