李書文(Fate)
りしょぶん
プロフィール
ランサーとして召喚されても基本性能は特に変わりない。
概要
『帝都聖杯奇譚』に登場する「槍兵」のクラスのサーヴァント。コートを着た老人だが、『神槍』とうたわれる程の超絶的な槍捌きを持つ。
晩年期における李書文がランサーとして現界している。帝都で虐殺の宴を繰り広げる鬼武蔵を止めるためにマスターとともに現れた。
『Fate/GrandOrder』では第五章「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」で登場。
ただし、Fate/EXTRAと同じ肉体が全盛期である若年期の姿で召喚されている。
真名
ランサーとして召喚された、肉体が全盛期の李書文。
近代の生まれでありながら、数々の伝説を刻んだ中国の伝説的武術家。
清朝末期、滄州に生まれた李書文は八極拳を習い始めるとたちまち頭角を表し、拳法史史上でも最強と謳われるまで上り詰めた。
千の技を学ぶより一の技を徹底的に磨き上げることで、文字通りの一撃必殺を体現した。
八極拳の使い手としてももちろん名高いが、槍技の精妙さは「神槍」として讃えられたほどの腕前。
人物
基本的に強いサーヴァント相手なら誰とでも戦いたがるが、彼が誰より戦いたいと願っているのは――老人の李書文である。
能力
李書文に該当するクラスはランサー、バーサーカー、そしてアサシン。
そして、李書文はまた「老人」として召喚される事例も存在する。
肉体の全盛期は当然、青年時代を基準とするが、彼の武術が全盛期を迎えたのは老境に差し掛かった頃だから、と推測されている。
青年時の李書文がアサシンとして召喚されることもあれば、老人の李書文がランサーとして召喚される例もある。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
B | C | A | E | E | - |
保有スキル
中国武術(六合大槍)(A+++) | 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。+++ともなれば達人の中の達人。ランサーとして召喚されているが、槍術含めて八極拳を極めている。 |
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絶招(B) | 詳細不明。絶招とは、中国武術における必殺の意――すなわち“一撃必殺の奥義”を意味する。神槍として絶招を解き放った時、李書文の前に凡そ貫けないものは無くなる。 |
圏境(B) | 気を使い、周囲の状況を感知し、また、自らの存在を消失させる技法。 極めたものは天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事すら可能となる。 |
対魔力(D) | 魔術に対する耐性。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 |
宝具
神槍无二打(しんそうにのうちいらず)
- ランク:なし
- 種別:対人宝具
- レンジ:2〜5
- 最大捕捉:1人
我が槍は是正に一撃必倒。神槍と謳われたこの槍に一切の矛盾なし!
『燕返し』または『无二打』同様に宝具として昇華されるまでに極まった術技。
効果はアサシン召喚時の『无二打』と同じだが、槍を持つ分レンジが幅広い。精密動作性も素手とさして変わらないと推測される。
Fate/Grand Orderでは小さく突いた牽制の後、必殺の一撃をぶつける。
この所作に「无二打なのに三打してんじゃねえよ」とツッコミを入れるマスターは多いが、あくまで最初の二撃は牽制なのであしからず。
……まぁこの二撃にそこそこのダメージ判定があるのが、物議を醸している原因なんだけどね(汗)
外部出演
帝都聖杯奇譚
便宜上、外部出演としたが登場自体はこちらのほうが先。
言峰花蓮のサーヴァントとして現界。 こちらでは老年期の姿となっている。
老年期が武術家としての最盛期であるため、肉体的な最盛期と比べても大差ない槍の腕前を誇る。
…が、作中ではアサシンに人質を取られ槍を捨てさせられた際に素手で反撃し窮地を脱している。
それを見たセイバー曰く、「むしろ槍捨てた方が強くないですか?」との事。
Fate/GrandOrder
最盛期の若々しい姿で召喚され、はぐれサーヴァントとして北アメリカ大陸を彷徨っていた。
しかし最盛期の自分で召喚された反動で、老境の頃の泰然自若とした性質が無く、血気盛んでどこぞの妖怪首おいてけバリに猛り狂う喧嘩バカとなってしまった。
劇中でもエジソン軍の対ケルト軍戦力として、カルナが宛てにはしてみたものの、バーサーカーさながらに暴れる書文先生を前に諦めるしかなかった。
だがスカサハに「若い頃のヤツそっくりだ」と興味を持たれたことがきっかけで一戦交え、「戦いの後にスカサハと槍を交える」という盟約を交わして去っていった。その後の決戦ではエジソン軍の援軍として暴れてくれた。
最後はクー・フーリン・オルタとの戦いで瀕死の重傷から奇跡的に回復したスカサハと、聖杯回収による消滅を前に、約束を果たすために一合だけ交えた。
勝敗の行方は、二人だけが知る。
ちゃんと理性はあるし、戦場にいないときは至って落ち着いているが、戦場に立つと地の滾りを抑えられずに強敵を基めて暴れ回る、大変パワフルな書文先生が拝める。
義侠然とした武骨さが前面に出ており、マイルームでも最初は淡白で武骨だが、絆を深めていくと武術の手解きをしてくれる義理堅さを見せてくれる。
性能面は攻撃寄りのバランス型なのだが、より攻撃型のランサー・アルトリアよりHPは低め。
《Quick:2/Arts:2/Buster:1》のアーチャー型で、NP獲得が苦手なサーヴァントが多いランサークラスでは珍しくNP獲得にさほど困らないため、ある意味で乳上よりも攻撃的とも言える。
スキルは1ターン必中状態とクリティカルUPを付与する「中国武術(六合大槍<A+++>)」、1ターン回避状態とスター集中状態を付与する「圏境<B>」、1ターン無敵貫通とArts性能アップを付与する「絶招<B>」と、瞬発力重視でバランスのとれたスキルを持ってる。
特に「絶招は」宝具との噛み合わせも良い上、隠れ要素で必中も備わっているという、中々の壊れ性能スキルだったりする。
宝具は「神槍无二打」で、【敵単体に超強力な防御無視攻撃&確率で即死】という強烈なもの。
Arts属性なので自前でArtsチェインを組んで、次の一撃のために再チャージという芸当も可能。
基本これと言った弱点が無い一方、スキルが1ターンしか持たず、チャージもやや長いため、スキルの使いどころをしっかり見極めていく必要がある。
実装済み☆4ランサーとしてはHPは最低なので、育ちきるまでは他のサーヴァントの回復スキルや概念礼装でフォローしておこう。