筐体・カードとしてのプリチケ
玩具メーカー・タカラトミーの子会社であるタカラトミーアーツが開発したオンデマンド印刷対応アーケードゲーム筐体および、その筐体から排出されるカードの総称である。
2014年7月に女児向けの『プリパラ』と男児向けの『ブキガミ』の2タイトルで稼働を開始した。タイトルを問わず筐体と排出されるオンデマンド印刷のカードの双方が「プリチケ」と呼ばれるが、狭義では『プリパラ』で使用するものを「プリチケ」と呼ぶ。以下、プリパラで使用するものについて記述する。
マイチケ
プリチケは上下に切り離すことが可能で、下部分の大きい方が「マイチケ」と呼ばれる。この部分のQRコードにはゲームのプレイ履歴などが記録されるので、インターネット上に写真をアップする場合は悪用を防ぐためQRコード部分を隠すのが望ましい。
なお、他のプレイヤーの履歴が含まれるマイチケをスキャンしてもデータの上書きは出来ないため、筐体から排出されたプリチケに関してはレアコーデの交換を行っても無意味である。
トモチケ
マイチケから切り離した上3分の1の小さい部分が「トモチケ」と呼ばれる。トモチケの右上にはゲーム中で撮影した顔写真(撮影パートをスキップすることも可能)が、また左上にはマイチケと同じゲームのプレイ履歴を記録したQRコードが印刷される。
トモチケ部分は他のプレイヤーと名刺代わりに交換し、もらったプリチケをゲームプレイに際して読み取ると相手のプレイヤーキャラクターがゲーム中にチームメンバーとして登場する。交換時に互いのプリチケからトモチケ部分を切り離す行動は、一般的に「パキる」と呼ばれる。(プリチケはプラスチックと紙が貼り合わされて出来ており、ある程度の硬さがある。それゆえ、切り取るというよりは折るような格好になる。)
ゲームセンターによっては、孤独なプリパラお兄さんにも優しいフリーの「トモチケ交換所」が設置されている場合もある。
ドリームチケット
『プリパラ』の2015年シーズンから登場した通常の2倍の大きさのプリチケ。1枚でフルコーデが揃う仕様になっている。
アニメ『プリパラ』のプリチケ
誰でもアイドルになれる仮想世界・プリパラへの招待券で、意図する・しないに関わらず年頃の女の子の所に突然届けられる。真中らぁらが通っていた聖パプリカ学園小学部では当初、校長の大神田グロリアがプリパラを毛嫌いしていたため校長自らの手で「プリチケ狩り」が行われていたが、後に校長がプリパラを嫌っていた際の誤解が解けて以降は一転してプリパラが積極的に奨励されている。
プリチケが届くのは基本的に女の子だけとされているが、必ずしも男子禁制ではないようである。そのため、ごく稀に男の娘にも届いたり、ファンブック掲載の漫画では赤井めが姉ぇの権限でOverTheRainbowの3人にプリチケを発行する描写も見られる。
校長がひめかとラブリーツイスターを称していた20年前は現在と異なりプリ券(プリけん)と呼ばれていた。記録面は現在のQRコードでなくバーコード式で、ミシン目が無かったため1990年代のプリクラと同様にハサミでトモ券の部分を切り取って交換していた(この行動は劇中で「チョキる」と呼ばれており、世代間のギャップを表している)。また、当時のトモ券には顔写真のスペースが無く、このことが校長を長年のプリパラ嫌いにした遠因の一つとなっている。
関連タグ
- トレーディングカード
- 僕のヒーローアカデミア:『激突!ヒーローズバトル』でプリチケ対応のキッズゲームが4月頃に稼働開始した。