アボカド
あぼかど
アボカドとは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木。また、その果実のこと。別名鰐梨(ワニナシ)。
概要
メキシコと中央アメリカ原産。低温に弱く主に熱帯、亜熱帯で生育する。「森のバター」と呼ばれるほど果物にしてはカロリーが高く、100g辺り190キロカロリーもあるが、それ以上にビタミンや食物繊維豊富で栄養に優れており、動脈硬化や高血圧やがん予防に役立ち体脂肪率も落とせるので、食べ過ぎなければダイエット効果も期待できる健康食品(しかし、種の方が水溶性食物繊維がかなり多い)。
主に生食されており、甘味の無い果実であるためサラダやサンドイッチや寿司の具として調理される。単純にマヨネーズやワサビ醤油を付けるだけでも美味しい。本来の果実の様に甘味を加えてシェイク等のドリンクにされる事もある。
余談
日本語での別名の鰐梨(ワニナシ)は英語での別名 alligator pear の直訳であり、果実の形状が洋梨型で、表皮の質感が鰐の革のようにゴツゴツしていることに由来する。
アボカドの名は英語名だが、元はスペイン語から採り入れたもので、元来は原産地中米のアステカ人も使っていたナワトル語の「アワカトル」(āhuacatl)に由来する。この語には睾丸の意味もあることで有名。
現在のスペイン語では「アグアカテ」(aguacate)もしくは「アワカテ」(ahuacate)といい、
ポルトガル語では「アバカテ」(abacate)という。