🍐概要
ヨーロッパ中部から西アジアが原産のバラ科植物。果樹として古代ギリシアの頃から栽培されていた。
和梨(Pyrus pyrifolia、日本の多くの地方では、単に「梨」と言えばこれを指す)、中国梨(Pyrus ussuriensis)とは同属の別種で、近縁の果樹がそれぞれの地域で栽培化されたものである。
果実は芳香があり、元が細く先が膨らんだ独特の形の実をしている。和梨とは異なり食感はまろやかで、収穫後追熟させることが多い。
果皮の色は緑から黄色が多く、褐色の斑が多数ある。日本では東北地方、北海道などの寒冷地で栽培され、産地では和梨より一般的である(北海道ではこれに加え「千両梨」と呼ばれる中国梨もよく食べられる)。