概要
二十世紀は青梨の代表品種の1つ。大きさは300gくらいで果皮は黄緑色。
1888年(明治21年)に千葉県の大橋村(現在の松戸市二十世紀が丘梨元町)の松戸覚之助という少年が親類のごみ溜めに自生していたのを譲り受け、自宅に植えたのが発見のきっかけ。
当初は「新大白」の名前だったが1904年に改名(詳細はこちら。)。当時は西暦ですら一般的になじみがなく、非常に先進的な命名だったと言える。香りのよさがもてはやされ、昭和47~63年の間は全栽培品種の中で多く植えられていた。
特に鳥取県では北脇永治の尽力で普及し、現在でも広く栽培されている。病気に弱いため現在の松戸市とその周辺では、二十世紀の子孫品種の赤梨「幸水」「豊水」などに置き換えられ、栽培されていない。