すまないさんとは、『Fate/GrandOrder』におけるジークフリートの愛称である。
こんな概要ですまない……
『Fate/GrandOrder』(Fate/GO)でジークフリートに付いたファンからの愛称。
彼は一章「第一特異点AD.1437-邪竜百年戦争オルレアン」にて、はぐれサーヴァントの一騎として登場する。
しかしこの時代の人々を守るべく独り戦い、深手を負って十全に力を発揮できない状態となった。
そんな彼は不覚をとって力を振るえないことを憂い、たびたび「すまない」と謝ってくる。
余りにも謝ってくるので、主人公もちょっとイラっときてツッコミを入れたほどである。
しかし、単にこれだけなら弄られることもなかったのだが……
- 竜種(ワイバーンを含む)大半の雑魚がライダークラスで相性的に噛み合わない。
- ステータスが耐久向きで攻撃力が物足りない。(ATKは現段階の☆4のサーヴァントの中で下から3番目に低い。せめてHP1000ポイント分をATKに割り振れば丁度よくなったかもしれないが…)
- 成長速度が中期加速型で割と伸び悩む。
- 実際一番相性が良いのは、竜種属性持ちの紅い槍娘と浅葱色の蛇娘と、竜種属性でランサーというW特攻の働くおっぱいさん。
- 相性問題でアサシンに竜殺しのお株を奪われる。(“殺>騎”の関係で)
- 特に同じ剣士で本来は英霊でさえない伊達男の侍が顕著にそう呼ばれた。
- 挙句にお月見イベントで侍の方が「竜殺し」に抜擢されてしまう。(まあ出たら出たでシナリオの展開上団子泥棒扱いという不名誉なネタを更につけられていたかもしれないが…)
こんな感じでイマイチ活躍できる舞台に恵まれなかったことから、すっかりFate/GOで「ジークフリート=すまない」の公式が確立されてしまった。さらに劇中で零した「敵がやってきたようだ。すまない……空気の読めない男で、本当にすまない……」のセリフがやたら汎用性が高かったために、すっかりネタとして定着してしまう事態に……。
名誉を保ってくれて本当にすまない……
ただ言っておくと、こんなすまないさんでも☆4(SR)の激レアサーヴァントであり、攻撃こそ振るわなかったが防御面は優秀、かつ概念礼装一つで活躍の幅が変わってくるので決して弱くはない。
特に防御系礼装とスキル「竜殺し<A>)」が噛み合うと、途端に頑丈になるので対竜種の盾役として頼もしい限りなのだ。
「黄金律<-C>」もあるので宝具も割と解放しやすく、戦術面での柔軟性にも富む。
そもそも一章でジークフリートの存在が示唆されて以降、シナリオ内で散々ジークフリートの有用性を煽った末に「アサシンで殴った方が強い」という、シリーズ最大のじゃんけんゲームゆえの無情さが最大の戦犯といえるだろう。
サーヴァントの運用はマスターの腕次第。彼の持ち味を理解して活かすも殺すもマスター次第なのである。
また、これらのネタや呼称を「ジークフリートを馬鹿にしている」として嫌う人も決して少なくないので注意。使いどころには気を付けて頂きたい。