概要
SF人形劇『サンダーバード』に登場する国際救助隊の原子力ロケット。大気圏外の救助活動やサンダーバード5号の1か月おきの担当任務の交代(ジョンとアランが交代で監視任務に就く)、5号の必要資材の運搬に使われる。
機体下部からリフトで乗り込む為、メインエンジンは機体下部に3枚ある安定翼の先に搭載されている。大気圏内では化学ロケットを、大気圏外ではイオンロケットを使用する。また、機体の中ほどには姿勢変更用のスラスターがある。加速力は最大6G(≒58.9m/s²)まで。
担当は末っ子のアラン・トレーシーだが、任務柄操縦室には大抵2~3人が搭乗している為、全32話中5人兄弟全員がサンダーバード3号の搭乗経験があり、四男のゴードン以外は操縦経験もある(ゴードンについては操縦している描写がない為不明)。また、旧作エンディングでは操縦桿がハンドル仕様になっているが、本編ではそのような描写はなく、操縦シーンが不要と思われたか、基本設定が変更になった可能性がある。
リメイク版『サンダーバード ARE GO』では、安定翼が巨大な展開式アームとなっており、人工衛星などを掴む事ができる。更に機体の先端部には大型のドリルを内蔵し、岩盤の掘削や小惑星に機体を固定する際に使用される。機内には貨物室やサンダーバード2号のポッドメカを搭載・換装作業を行う為の区画も存在する。
サンダーバード5号とのドッキングは、旧作では3号が5号の通信路に頭から突っ込む形でドッキングすることになるが、新作では5号の形状が大きく異なっているため展開式アームで5号を捕まえて宇宙空間を行き来できるよう変更されている。
また、機体中央上部に位置するコックピットのキャノピーから外部を直視できるようになっており、全体のフォルムは旧版からさほど変わらなかったものの、サイズが若干小型化されているように思われる。船外活動時にはサーフボード型の小型ロケットを使用する。
pixivでは、他の登場マシン同様3DCGやイラストが投稿されている。