概要
多元宇宙のそれぞれの次元の間に広がる久遠の闇から発生した異形のクリーチャー。
プレインズウォーカーのように自力で次元を渡る事ができ、そうして訪れた次元のマナと生命を捕食する。
彼らの存在は全ての多元宇宙の全ての存在にとって脅威である。
通常の次元においてある種の「影」として自身を出現させ、周囲の環境を都合のいいように変容させる。
通常の空間にいるエルドラージを倒しても、それは「影」でしかなく、久遠の闇にある本体は無事なままである。
エルドラージには「タイタン(巨人)」と呼ばれる個体がいる。様々な形を持つ種類が存在するエルドラージたちだが、実はタイタン個体の、次元や空間を超えた「肉」の「物理的な延長」、いわばヒドラの首や分身のような存在である。
同じタイタン個体に由来するエルドラージの集団をそれぞれ「血族」と呼ぶ。血族ごとにそれぞれの本体であるタイタンの特徴が現れている。
タイタンが通常空間に出現する時も「影」としてであり、仮にこれを倒しても本体を滅ぼすことはできない。
ゼンディカーを舞台とするゼンディカー・ブロックのエキスパンション「エルドラージ覚醒」では封印の解けたエルドラージと、現代のプレインズウォーカーそして多元宇宙の住人たちとの戦いが描かれる。
エルドラージの分類
タイタン
エルドラージのタイタンは三体が確認されている。
左が、絶え間ない飢餓、ウラモグ。右が真実の解体者、コジレック。中央が引き裂かれし永劫、エムラクール。
三体のタイタンは強力な三人のプレインズウォーカーによって、ゼンディカーという次元に封印された。
その存在はいつしか神話として語られ、マーフォーク(半魚人)族の信仰する空の女神エメリア、海の神ウーラ、ペテンの神コーシ、白や青みがかった灰色の肌をもつコー族が信仰する風の女神カムサ、海神マンジェニ、大地神タリブの原型となった。
ドローン
一般エルドラージの中でも上位の個体群。下位のエルドラージを率いて行動する。このドローンから「落とし子」が生まれる。
落とし子
下位の個体群。上位のエルドラージが吸収したマナをもらい、蓄積する。マナを蓄積した落とし子がさらに他のエルドラージに吸収されると上級のエルドラージが孵化する。
他の下位エルドラージとしては現在クリーチャー・トークンとしてのみ存在する「末裔」がいる。
両面カード・合体カード
厳密に言うと分類とは違うがここに記載する。
ソリンに復習を誓うプエインズウォーカー・ナヒリによってイニストラードにエムラクールが呼び寄せられたことによりイニストラードの次元の人間や狼男・吸血鬼、中には天使たちまでエルドラージ化してしまったという事態が発生。
そゲームでは、一部はイニストラードを覆う影ブロックに登場した両方にマジックのカードの表面がある両面カード・また、それらの亜種で2枚のカードの裏面を合わせて1枚の大判カードとなる合体カードでその設定は再現されており、
前者の例は表面のイラストは馬にまたがる騎士なのだが裏面になると人・馬混ざり合った繊維状の肌を持った
単体騎手 → 同体騎手
後者の例は表面はどちらももともとは美しい天使だったのだが、裏面では2つの頭をもち4翼4手の女神の合わせ絵になってる
消えゆく光、ブルーナ + 折れた刃、ギセラ = 悪夢の声、ブリセラ
公式動画
関連タグ
ニコル・ボーラス:エルドラージ封印解放の黒幕。サルカン・ヴォルをゼンディカーの遺跡「ウギンの目」の見張りにつけるが、これは封印解放の条件を満たすための下準備だった。
エルドラ:日本製のTCG『WIXOSS』に登場するルリグの1体。一説にエルドラージが名前の由来と言われており、水獣(魚介類や水棲生物)のシグニ(クリーチャー)を主に使用する。