概要
山には個人の家や農業・林業・狩猟用の「小屋」もあるが、これらは山小屋に含まない。
山小屋によりできる事は異なり、例えば、売店としての機能しかない山小屋では宿泊できないし、無人で雨風をしのぐ事しかできない山小屋も多い。
また、夏以外、特に冬には閉鎖していたり、避難用にしか使えなかったり、特定の団体(登山部を持つ大学など)専用で部外者は立ち入れなかったりもする。
場所が人里離れた山奥であるため、電気・水・燃料・飲食物の供給が難しく、有人管理している山小屋でも、品質・量ともに十分とはいかない。車道が通じていないのが普通なので、物資は人力かヘリコプター(まれに索道も)に頼るしかない。ヘリコプターの飛行が危険な富士山では、物資をブルドーザーで運んでいる。
規模も小さいため、宿泊できる山小屋では事前の予約が望ましい。山の天気は、特に午後に変わりやすいため、余裕を持って山小屋に着けるような計画を立てよう。もちろん、天候次第ではたどり着けなくても仕方がないので、できる限り連絡を入れてから手近な所へ避難するように。