奏倉羽
かなくらゆい
概要
主人公・一条楽の幼馴染で姉貴分。楽と舞子集からは「羽姉」と呼ばれている。「羽」書いて「ゆい」と読む変わった名前だが、これは父が中国人のハーフであるため。なお、名字が日本人なのは、婿入りだからである。
昔は集英組に居候していたが進学に伴って出て行き、長らく音信不通になっていた。だが、楽が高校2年の夏休み終わりに中華マフィア「叉焼会」のボスとして香港から帰国し、再び集英組に居候する。さらに、凡矢理高校を寿退職したキョーコ先生の後任教師として赴任し、楽達のクラス担任となる。
アニメ版にはOVAのみの登場となる。
人物像
マイペースでほんわかとしていながらも押しが強い性格。
担当科目は英語だが、基本5教科はひと通り網羅している。そうした能力の高さと容姿の良さから、赴任から間もないにも関わらず生徒から高い人気を得ている。ちなみに教師の時には眼鏡をかけている。
このように一見完璧に見えるが、料理のレパートリーは餃子系一択で、楽の記憶が飛ぶほどのすさまじい音痴だったりする。
「叉焼会」のボスとなったのは2年前で、元々彼女の父に継がせる予定だったのだが、既に亡くなっていて、彼女以外に血統を継ぐ者がいなくなってしまった事から、やむを得ず引き受けたという事情がある。ボスになった当時、組織は分裂状態で抗争が絶えなかったが、泣き落とし(天然)で争いを収めていったという。
楽に好意を抱いており、千棘に対して宣戦布告している。(ちなみにこの宣言は小咲とるりも偶然立ち聞きしている。)
小咲・千棘・万里花に続く4本目の鍵を持っており、10年前の楽たちや約束についても何か知っているらしいが……?
彼女曰く、10年前、万里花、千棘、小咲、鶫、楽はよく一緒に遊んでいたらしい。
また、万里花とはこの一件の後も知り合っていて、彼女の父親とも面識があるのだが、万里花側は苦手意識を持っている。