SchoolDaysとは、Overflowから発売されたアダルトゲーム(エロゲ)である。
概要
2005年4月28日発売。略称は「スクイズ」。
原作はフルアニメーションで展開されるエピソード内に示される選択肢を選ぶことで進んでゆく。
学園を舞台にしたほのぼのラブコメシチュエーションかと思いきや、話しが進むにつれて
主人公を巡ってドロドロの愛憎劇が展開され、『学園昼ドラもの』という形容がしっくりくる程の様相を呈するようになる。
中でも語り草になったのは、主要人物の誠・世界・言葉のいずれかが凄惨な最後を遂げる3種類のバッドエンドである。
これがユーザーに与えたトラウマと衝撃は相当なものであったようで、
15種類ものハッピーエンドが存在するにも拘らず、後日製作されたアニメ版では最初から
バッドエンドありきの方向性で作られた程である。
2008年1月17日にはコンシューマー移植され、PS2対応ソフト『School Days L×H』がインターチャネル・ホロンより発売された。また、本作のアナザーストーリーとして、『SummerDays』、『Cross Days』がある。
テレビアニメ
2007年にはテレビアニメ化され、UHF系で放送された。
内容はいわゆる最悪の結末を迎える方向性で話が進められ、主人公である伊藤誠の態度が多くの視聴者の反感を買い、「誠死ね」という言葉が浴びせられた。
最終話放送休止について
最終話放送予定日の前日に、京都府で少女が父親の首を斧で切りつけ殺害するという事件(京田辺警察官殺害事件)が発生したため、最終話が一部地域で放送中止となった。
最初に最終話が放送されるはずであったtvkでは、「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップとともに城やボートを映した環境映像が代わりに流され、その中でボートがソグネ・フィヨルドを航行しているときのキャプチャ画像が外国の匿名掲示板4chanに投稿されて「Nice boat.」というコメントが付いた。これが話題となり、Overflowは2007年末のコミックマーケット73で、「Nice boat.」を自社ブース名として使用した。
なお最終回の内容もヒロインが主人公を殺してその首を抱えながらヨットに乗るという(Niceとは到底言えないが)「Nice boat.」な展開となっている。
ニコニコ動画では、最終回の映像に、ウイニングイレブンのサッカー解説を付けたあのアニメにプロの実況と解説を付けてみたがヒットして話題となった。