人物
天性のしなやかさに秘められた鋭さを武器にし、若くしてムエタイ界の頂点に立った美少年闘士。必殺技はいずれも蹴り技のスパイラル・ニーとパンチャマキック。
ナルシスト的な発言が多く、高原日勝を撃破した時には「僕の美しい顔に得意の正拳を叩きこんでごらんよ」と言い、自身が負けた時には「僕の顔に傷をつけたのは、君が初めてだよ」と言うなど、格闘技だけでなく美貌にも自信がある事が分かる。
そんな若き英雄も悪の破戒僧オディ・オブライトには為す術もなく敗退、殺害される。「甘っちょろいガキ」とナムキャットを侮辱したオブライトに高原は激怒、彼からラーニングした技を駆使して立ち向かう。ナムキャットは若くして散ったが、その技は他の5人の必殺技と共に高原が引き継いだのだった。
因みにその異名は、説明書では「神の右足」、ゲーム本編では「神の左足」となっている。どちらが誤植なのかは不明。
その流派と名前から、元ネタは実在するタイ出身の元プロボクサー「ナパ・キャットワンチャイ」がモデルと思われる。
能力値・技
スパイラル・ニー(高原が習得可能):離れた相手に強烈な回転膝蹴りを叩きこむ。
パンチャマキック(高原が習得可能):威力は低めだが複数ヒット、反撃可能で敵を弾き飛ばす。
ローキック:多段ヒットする蹴り技。
イナズマアッパー:風の拳技で、向きを変える。
力43,速60,体33,知55という能力値から分かるように素早いキャラであり、必殺技が2つとも速依存なので、まともに喰らうとかなりのダメージを受ける。パンチャマキックは手技・足技に対して反撃可能&弾き飛ばし効果付きなので、不用意に烈風正拳づきで攻撃するとパンチャマキック→スパイラル・ニーのコンボで一気に大ダメージを喰らってしまう。しかし、これを逆手に取ってまずは『通打』を叩き込み、能力を大幅に下げる事で被ダメを軽減しつつパンチャマ→スパイラルのコンボを誘う。あとは『あびせげり』でハメるなり、特に有効な『Gスープレックス』で麻痺らせてハメるなりすれば簡単に倒す事ができる。そのため、先に森部生士やマックス・モーガンから技を習得しておくと、戦いがかなり楽になる。側面及び背後からの攻撃も苦手としているので、焦って攻撃せずに側面や背後へ回り込むための位置取りを意識して戦うといい。幸い体格も他の対戦相手より細めで、背後へ回り込むのは容易。
ちなみに残りの2つの技は近未来編に登場するアキラおよび無法松の所有技と同じだったりする。
現代編で最初にカーソルが合っている敵キャラクターなのだが、最初に彼と戦うと苦戦する可能性が高いため、後回しにしたほうが良い。
なお、ナムの必殺技はナム自身が使うと能力差の関係で非常に強力なのだが、高原の場合はもっと強力な技を他にいくつも習得可能なので、残念ながら使い所が少なく、いわゆる死に技になってしまうことも多い。一応、スパイラル・ニーは向き変えや弾き飛ばし効果が無い足技なので、トゥーラ・ハンの『C.H.ホールド』やジャッキー・イヤウケアの『鬼不動返し』をカウンターで確実に習得するのに使えたり、パンチャマキックは高原が習得可能な中では最もヒット数の多い(最大3ヒット)技なので、オディオモールのHPを削るのに使えたりはする。