概要
岐阜県糸守町にある神社。
宮水神社は倭文神建葉槌命(しとりのかみたけはづちのみこと)を祭神として祀っており、口噛み酒が巫女によって作られ、神に奉納される。
存在意義
糸守町の豊穣祭や秋祭りの舞台であり、糸守の1000年の歴史が刻まれている組紐の作り手でもある宮水神社は、糸守町の最重要拠点と言っても過言ではないのだが……
ぞうり屋の山崎繭五郎が200年前に引き起こしてしまった『繭五郎の大火』によって、お宮も古文書も大半が焼失してしまい、組紐の文様の意味も、豊穣祭で行われる神楽の意味も、御神体が収められてる場所に描かれた絵の意味も解らなくなってしまって、形だけが残った状態になってしまった。
しかも、神主職を継ぐ筈だった宮水俊樹が宮水二葉の病死を切っ掛けに宮水一葉に反発する様になり、勘当と言う形で俊樹を追放してしまった。
が……立花瀧は、宮水三葉との風変わりな交流やティアマト彗星の一件などから、数年先を生きる人間と夢を通じて交流する警告システムこそが、宮水神社の……いや、宮水の血筋の真の存在意義ではないかと推察した。