CV:神木隆之介
基本的には『君の名は。』の登場人物として解説をする。
「大事な人。忘れたくない人。忘れちゃダメな人。誰だ、誰だ、誰だ? 名前は……! 」
「…言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、俺が必ずもう一度会いに行く、って…」
概要
霞が関勤務の父と2人暮らしのようで、家からは東京タワーが見える。
絵を描くのが得意で、建築や美術に興味を持っており、将来はその関係の仕事に就くことを目標にしている。加えて映像記憶力も極めて高く、記憶スケッチだけで縮尺まで写真並みに精巧なデッサンを行うという山下清や手塚治虫顔負けの腕を有している。
日々友人たちと楽しく過ごし、イタリアンレストラン「IL GIARDINO DELLE PAROLE」でフロアスタッフのアルバイト中。同僚の奥寺ミキへひそかに好意を寄せている。
中学時代はバスケ部に所属しており、運動能力も高い。
意外にも喧嘩っ早いところがある。
ある人物から貰った組紐を「お守り」として腕に巻くことがあり、彼のトレードマークとなっている。
番外編『君の名は。 another side』によれば食欲がやや高めらしい。
昼は学業、放課後は友人のカフェ巡りに付き合わされながらも夜はイタリアンレストランでアルバイトに勤しんでおり、山奥の田舎町である糸守町で暮らす女子高生・宮水三葉と、夢の中で人格の入れ替わりが始まった事によって都会と田舎町での二重生活を送る事になる。
三葉とはお互いに携帯電話(スマホ)の日記や書き置きで連絡事項や入れ替わっている間にあった出来事を確認しあっており、また入れ替わり生活の中で不自然な事が無いようお互いに約束事を決めている。
入れ替わった朝には彼女の胸を揉み、それを三葉の妹の四葉に目撃されるのが習慣化し、また髪を結う事に慣れない為、シンプルなポニーテールで過ごしている(入れ替わりの事情を知らずにいるものの、三葉の近くにいる者は態度の急変について、それを目安にしているような節もあった)。
三葉とは当初は互いの不満から反発し合っていたものの、やがて彼女と交流を深めるうちに互いに惹かれ合うようになる。しかしある日を境に三葉との入れ替わりが起きなくなり、やがて自らが描いた三葉の住む田舎町の風景画のみを頼りに彼女を探す旅に出るが……。
行動力があり、土砂降りの山中を歩き回ったり、電車ですれ違った相手を数駅先まで追いかけるなどしている。
ラストシーンでは大学に進学し、悉く会社の面接で落ち続けていた。
映画ではボカされているが、原作小説によれば無事に内定も決まり、建築関連の職場で働いているとのこと。
『天気の子』の立花瀧
姿形は『君の名は。』における成人後の瀧とほぼ同じ。天野陽菜らに依頼を行った立花冨美の孫として登場する。声優も同じく神木隆之介が担当。
瀧の祖父にあたる人物(つまり冨美の夫)の初盆にあたり、冨美がその日を晴れにしてほしいと「晴れ女」のウェブサイトに頼んだことから、森嶋帆高・陽菜らと交流した。
作中では、陽菜たちにスイカを切ってくれたり、『君の名は。』の頃に比べ年相応に大人びた「頼れるお兄さん」という雰囲気である。
その後本編での出番は無いものの、『天気の子』原作小説の終盤では「冨美の孫が結婚した写真」が飾られていることが帆高の一人称の形で語られている。帆高が出会った冨美の孫は瀧一人であるため、この写真は瀧のものであることが示唆されていることになる。また、映画では富美が手首に組み紐を身に着けており、組み紐と何かしら関わりのある家系と関係があることが示唆されている。となると、瀧の結婚した相手というのは、やはり…?
ただし、『君の名は。』における瀧の就職面接の「東京だっていつ消えてしまうかわからないんです。だから…」という台詞を踏まえれば、こちらの作品世界はパラレルワールドということも考えられる。
関連イラスト
関連項目
もう一人の主人公
友人
カップリング
瀧三...三葉とのカップリングタグ