全ては“未来の王”のために。
概要
フル3DCG長編映像作品。
2016年7月9日に劇場公開された。同年8月30日からはネット配信が開始、同年9月30日には『BROTHERHOOD』と同時にBlu-ray&DVDが発売された。10月26日からはデジタル版のレンタル配信が開始された。
本編でノクトたちが王都を離れている間に、王国で起こったニフルハイム帝国の襲撃について、国王レギスと「王の剣」である従兵ニックスの視点を通じて物語が進行する。
派手な魔法と武器を投げた場所に瞬間移動する”シフト”を駆使したアクションシーンの評価が高い。
映画本編には『ファイナルファンタジー ヴェルサス XIII』段階のPV紹介されていたセリフやムービーが幾つか流用されている。
ストーリー
神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシス。クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国。
二国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。
ルシス国王レギス直属の特殊部隊「王の剣」。
ニックス・ウリックら「王の剣」は魔法の力を駆使し、進行してくるニフルハイム軍を辛くも退けていた。
しかし、圧倒的な戦力の前に、レギスは苦渋の決断を余儀なくされる。
王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして、首都インソムニア以外の領地の放棄―。
それぞれの思惑が交錯する中、ニフルハイムの策略により人知を超えた戦場へと変貌したインソムニアで、ニックスはルシス王国の存亡をかけた戦いに向かう。
登場人物
主要人物
ニックス・ウリック
CV:綾野剛
王直属部隊 「王の剣」 隊員で、本作の主人公。
少年時代、戦争時にレギス国王によって救われ、そのことで恩義を感じている。
戦闘能力に優れ、王家の魔力との親和性が高い。
CV:忽那汐里
神と直接言葉を交わし、その力で世界の浄化を担う「神凪(かんなぎ)」の巫女。
普段は控えめだが、自身の信念や使命は貫き通す性格。
ノクトとの結婚式を行う為にオルティシエに向かうはずだったが、協定が行われるルシス王都インソムニアへと向かった。
レギス・ルシス・チェラム
CV:磯部勉
ルシスの現国王であり、ノクティスの父親。
聡明で心優しい人格者であり、多くの国民に慕われている。
ノクティスが仲間と共に旅立った後、長きに渡り冷戦状態にあったニフルハイム帝国と停戦協定を結ぶことで、戦争を終わらせようとしている。
ルシス王国
ドラットー
CV:山寺宏一
「王の剣」を束ね、指揮を執っている将軍。
他人にも自分にも非常に厳しいが、自らに厳しい努力を強いている人間に対しては評価する。戦闘ではニックスの師匠にあたる。
リベルト・オスティウム
CV:かぬ光明
「王の剣」の隊員の一人。ニックスと同郷で親友。
明るい性格の持ち主だが、責任感が強く感情的で頑固な一面も見せる。
ルーチェ・ラザロ
CV:関智一
「王の剣」のリーダー的ポジションを自認し、知性的でメンバーからは厚い信頼を得ている。
クロウ・アルティウス
CV:藤村歩
「王の剣」の隊員の一人。数少ない特殊能力の持ち主であり、大魔法の術者の一人。
ルシス辺境の出身で、孤児として育った。「王の剣」のメンバーを家族だと思っている。
トレッド・フュリア
CV:小松史法
「王の剣」の隊員の一人。プロ意識が高く、訓練を重ねてトップクラスの 実力を持っている。
ペルナ・カーラ
CV:高木渉
「王の剣」の隊員の一人。利発で洞察力に優れた「王の剣」の青年。
アクシス・アーラ
「王の剣」の隊員の一人。口数が少なく寡黙な性格
ソニト・ベラム
「王の剣」の隊員の一人。武器使いの名人で、規律を重んじるタイプ。
クレイラス・アミシティア
CV:銀河万丈
ルシス王国の重鎮。国王レギスとは幼い頃から親しくしており、立場を越えた深い絆がある。
ニフルハイム帝国
イドラ・エルダーキャプト
CV:飯塚昭三
ニフルハイム帝国の総統。ルシス王国を我が物にするため、参謀のアーデンとともに謀略を巡らす。
アーデン・イズニア
CV:藤原啓治
ニフルハイム帝国軍の兵力を大きく向上させ、 その功績を評価されて参謀の地位についた男性。
常に飄々とした雰囲気を漂わせている。 ルシス王国に対して停戦をもちかける ため、 王都インソムニアを訪れる。
レイヴス・ノックス・フルーレ
CV:中村悠一
ルナフレーナの兄。現在はニフルハイム帝国 軍に属しており、インソムニアの襲撃事件にも同行する。
グラウカ
CV:???
鎧を全身にまとった ニフルハイム帝国の将軍。個人的な部分に関して知っている者が居ない為、謎の多い 存在。