概要
今日では埼京線ですっかり定着し、名前を聞かなくなった路線名であるが、2016年現在も同区間の法令上の正式名称は「赤羽線」である。
1885年に当時の日本鉄道が現在の山手線の源流とも言える路線を、品川-赤羽間で開業したのが始まりで、永らく山手線の支線扱いを受けていた。
1972年に「赤羽線」として名称が独立。
使用車両も山手線と同じ103系電車(カナリヤイエロー)で、後に埼京線開通まで使われ続けたので、赤羽線といえばこのイメージが強い。
1985年の東北新幹線上野駅開業に伴い、沿線住民への見返りで赤羽-大宮間の沿線に東北本線の別線が作られ、赤羽から池袋まで乗り入れる「埼京線」が誕生。運行名称としての赤羽線はこの時点で使われなくなった。
なお埼京線は案内上使われる名称であって、正式路線名ではなく、これは京浜東北線などと同様になる。
なお湘南新宿ライン(山手貨物線)とは赤羽線区間が完全に競合するが、赤羽-池袋間だけを比べれば、途中停車駅があるが距離の短い埼京線経由の方がノンストップの湘南新宿ラインより若干早い。
使用車両
過去(赤羽線制定以降)
関連タグ
京浜東北線/宇都宮線:路線名として定着した、正式路線名(東北本線)ではない名称。
片町線:JR西日本の路線。現在では「学研都市線」の名称がつかわれるが、正式名称は現在も「片町線」
桜島線:元々は現在の大阪環状線(旧・西成線)の一部として開業、環状運転化後は支線のようになり、現在は「JRゆめ咲線」の愛称がつけられ、案内的には正式名称が聞かれなくなった点、と103系が永らく使われいた点で赤羽線と一致。