cv :古河徹人
概要
マルセイユ洋上学園都市史上初の転校生で、統治会への反乱を宣言し、思弁的探偵部を設立した。
ネオンを助手として同時にこき使っている。
性格は一言で言うと傲岸不遜。どんな事態にも態度を崩さない一方で悪党だろうが、自分を傷つけた相手であろうが救いを求められれば見捨てることはない。
電気系統の異能を持っており、戦闘時は自身の異能の力を増幅させる機械式のベルトとグローブを装着し、それと同時にマフラーを纏い白い詰め襟が軍服のような意匠に変化する。
また、ベルト装着時には周囲に《電界の剣》という剣常の発光体を展開、さらに《電界の剣》に備えられた短針をベルトに挿入することで巨大な鎧《電気騎士(ナイト・オブ・サンダー)》を召喚できる。なお、これらの異能は学園に由来していない。また異能のほかにも極東武術を修めており彼はこれを『バリツ』と呼んでいる。
彼の正体を知るものからは「世界の敵」と呼ばれている。
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※ここからは「黄雷のガクトゥーン」及び主人公に関わる重大なネタバレがあります。 |
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その正体は《無限導力(テスラコイル)》を発見し名を馳せた天才碩学《電気王》ニコラ・テスラその人。幼いころは《蒸気王》チャールズ・バベッジに学び、その後合衆国に渡り《雷電公》ベンジャミン・フランクリンに師事する。彼は電気エネルギーを普及させようとするが蒸気機関が発達したこの世界では受け入れられなかった。フランクリンから機械ベルトを受け継いだ後は世界中を旅して数々の犯罪組織をつぶして回り、多くの人々を助ける。その活躍は伝説の「白い男」として言い伝えられている。かつて西インド会社に所属していたが、組織を裏切り敵対したことで「大敵」「裏切り者」「狂気の雷電王」「ペルクナス」などと呼ばれている。
1902年12月23日、宿敵であるエジソン卿によるニューヨーク大消失を阻むためエジソンに挑むも敗北し幽閉される。牢獄の中で己の無力さにうなだれていたところに《夢渡る女神》に助けられ、彼女に自分が助けられなかった人々の100倍の人間を救うことを宣誓する。
20歳の時、第二の師であるフランクリンの実験の被検体となり新大陸の祖霊《雷の鳳》と接触し雷電を操る力を得た。つまり彼の操る雷電は科学ではなくお伽話の力である。無敵の力を得た彼だがお伽話を「幻想」として捨て去った文明社会においてお伽話の力を振るう彼は「いないはず」の存在であり、「世界の敵」と呼ばれるのはそのため。
世界にありえざる存在である彼は彼を知る人の想いによってこの世界に繋がれているが、「いないはず」の存在である彼についての記憶はたった数年で消えてしまい、すべての人から忘れ去られたとき世界から消滅してしまう。
ライヒによってネオンは自らの元から去ってしまい、弱体化した状態で《黄金王》ローゼンクロイツと対峙する。ローゼンクロイツの最上位形態の圧倒的な力の前に一時は消滅しかかるが駆けつけてきたネオンによって復活しローゼンクロイツを倒す。