概要
別名コイワシクジラ。
体長6~8m、最大10.7m。体重5~6t、最大14t。
日本近海で多く見られるヒゲクジラの1つ。
ヒゲクジラの中では2番目に小さい種類である。
トリビア
- 実際のミンククジラは絶滅危惧や減少する個体群も複数存在 (日本哺乳類学会およびレッドリスト)
- 日本側が発表した南極海の推定個体数76万頭よりも実際は遥かに少ない&個体数の増加もストップしていたと後に判明(むしろ大きく増えたのはペンギンやカニクイアザラシなど)
- ミンククジラは他の鯨類の回復を阻害しない(リンク)
- 日本が唱えていた「鯨食害論」は国内外の知識層から大きな批判を浴びたとともに論破され、日本側も発表を撤回しただけでなく黒歴史にしている
- 近年は、これまでの食物連鎖よりも複雑な食物網の考え方が主流になっており、クジラが増えすぎる事は基本的にはありえない、増えすぎる事が万が一あっても、長期的に見れば餓死個体や繁殖力の低下が増えて数が安定するだけでなくその死骸が還元される、クジラが増えないと魚も増えない、故にクジラを「海の森」と呼ぶ科学者も少なくない
- クジラの働きによって増加する植物プランクトンが地球上に必要な酸素を発生させたり地球温暖化の抑止力の一つになっている、クジラの回遊があるからこそ元々栄養素の低い海域にも良い影響がある
- 何ヵ月も断食することが当たり前、(人間などの影響により)減っている魚よりもその時に大量にいる魚などを食べる、人間の漁業とかぶっている餌の種類よりも、かぶっていない方が大部分である
- 遺伝子調査や捕鯨記録の解読の結果、種類や個体群でも差はあるが、総体的に昔は今の何十倍(個体群によっては数百倍から下手したら4桁倍)ものクジラ・イルカがいたことが判明している