曖昧さ回避
概要
演:サラ・コーツ/伊藤磨紀
本作の敵キャラクターのひとり。
ベイカー農場の主ジャック・ベイカーの妻で、長男のルーカスと、その他たくさんの「家族」と共に暮らしている。
普段は(他の家族に比べ)温厚で親切な女性だが、些細なことで突然激昂するなど非常にヒステリックでもある。
以下ネタバレ
ここから先は本編のネタバレを含みます!
物語序盤の食卓のシーンでは、新しい家族であるイーサンのために「ごちそう」を用意するが、口に運ばれたその料理をイーサンが吐き出すと火が付いたように怒り狂い、口汚く彼を罵倒しながらその場から姿を消してしまう。
その後、イーサンが一時の隙をついて束縛から脱して以降は、ランタンを片手に邸内を移動し、イーサンと、同じく地下から脱出した彼の妻ミアを追跡する。
蟲を自分の子のように愛好し操ることができる能力を得ており、イーサンを発見すると猛烈な攻撃を仕掛けてくる。
一度はイーサンに倒されるが、その直後に液状となり消滅したかにおもわれたが、更にその後は手足が異様に長く、下腹部が大きく膨らんだ蜘蛛のような異形の姿に変わる。再戦時にはその手足で廃屋となった別館を縦横無尽に這いずり回り、隙を突いて強襲する。更には腹部から蟲を産卵し、イーサンにけしかける。
最期は体が石化するように固まった後に塵のように倒壊し消滅した。
更なるネタバレ
後にイーサンの精神世界に現れたジャックによれば、自身やマーガレットたち家族は皆、本作の黒幕である「エヴリン」によって精神が操られていたことが語られている。実際、DLCシナリオ『ドウターズ』では操られる以前の家族の姿が描かれており、悪態をつくルーカスを諭すように宥めるなど、元々は夫と同じく温厚で心優しい女性であった模様。
エヴリンにより一番最初に「菌」に感染し、顔中に百足や芋虫の這いずる不気味な形相で娘のゾイに襲い掛かる。本編において彼女の部屋を調べると、変貌する以前に体に異常を感じて通っていた医者からの手紙があり、医師の診断ではエヴリンをジャックが保護する以前から特異菌がすでに脳にまで達し、幻覚や幻聴の症状が見られていたようで、彼女が発見される以前から感染していた様子が見られる。
感染後の彼女は、エヴリンから「ママ」と呼ばれることを非常に喜び、ゾイに対しても彼女を「妹」として扱うように強要している。ジャックやルーカスもまもなく感染し、唯一無事だったゾイは脱出を試みるも、玄関口で再び母に強襲される。しかし、マーガレットはなんとか自我を取り戻し、僅かに意識が残る間にゾイに車のキーを託し逃げるように促している。
同じくDLCシナリオの『ベッドルーム』では、作中のビデオに登場するクランシー・ジャービスをベッドルームに監禁している様子が描かれている。エヴリンに「家族」として迎えられることを条件とし、彼に料理を食べるように強要する。彼女が部屋を離れている隙に、プレイヤーは部屋から脱出するために部屋内の仕掛けを詮索することになるが、僅かな部屋の変化や全く手を付けられない食事に過敏に反応し、同じくヒステリックを起こす。