概要
ビィは、グランブルーファンタジーに登場するキャラクターでマスコットでもあり、物語において重要なファクターでもあるキャラなのだが、公式の4コマ漫画「ぐらぶるっ!」においてはヒロインのルリアもろともナマモノ枠として動いている。とはいっても最初はギャグテイストが混ぜられていても形状、性格ともにビィとしての形は保っていた。更に言えばグラン、ジータがるっ!には登場しないため、主人公の立ち位置にいた。しかし9話以降から彼の扱いがおかしくなり、44話でビィ傘になって以降、ボールやたことどんどんモノとして扱われるようになり、そして…
こうなってしまった。
「るっ!」のビィ
「るっ!」の記事や本人の記事でも触れられているがここではもう少し詳しく説明していく。ただのギャグ漫画であれば彼もこうはならなかったかもしれないが、哀しいことに「るっ!」は非常に闇の深いギャグ漫画である。
メインヒロインが大食らいのナマモノになる、帝国騎士がビィ狂の最強バーサーカーになる、人格者の剣客が弩変態紳士になる、星晶獣がJKになると、キャラ崩壊は当たり前の世界で彼もその煽りを受けてしまった。しかしここまでの闇の深い性格が完成してしまったのはやはり4話でうまれたカタリナとの確執と、9話以降の粗末な扱いである。4話では勢い余ったカタリナのなでさすりによって殺害されるというもので、以降「るっ!」の彼はカタリナからの撫でがトラウマとなり、一方でカタリナは隙あらば彼を撫でようとするという悪循環が発生するようになった。そして問題の9話こそ、「爆弾と間違えてビィを投げる」という事故であったが、それから十数話後につっかえるものとして投げられ、ついにルリアにも傘として44話で扱われるようになった。更にこうしたモノ扱いは本人もまんざらでもなかった。完全に形状を変化させたのは夢の中であればカタリナの妄想で筋骨隆々ビィが、シャルロッテの夢の中で彼女よりも遙かに大きいビィとして…があったが、実際になってしまったのは58話でのボール化である。396話以降、ドロっと溶けることもできるようになった。700話ではついに実写化を果たした。
また、発言も最初は本編ビィ同様小生意気でもどこか許せる事が多かったが、いつしか「自分とは何か」や「真の王とは何か」といったかなり哲学的な発言、また火に油を注ぐ発言や相手に対するマウントをとるような発言も目立つようになっていき、すっかり人格が成熟しきった529話では断片的に見せただけの闇がエシオを恐怖のドン底にブチ落とした。また、この闇の部分、本人も自覚しており意図的に「闇の人格」を切り離すことができる。
サッカーをするために「自分」「ボール」「自分(相手チーム)」に分身して行う一人サッカーという闇の深い遊びをするようになって鍛えたのか、はたまたカタリナとの激戦の経験値の積み重ねか、妄想だったはずの筋骨隆々ビィそのまんまの「パワー特化型のオイラ」、プロトバハムートのような翼が生えた細身の長身イケメン体系(顔は変わらない)の「スピード特化型のオイラ」とどんどん八頭身の怪物と進化していった。今後もどんどん進化を続けるビィはもはや本編のビィとはかけ離れた、別次元の存在となってしまった…
そして
2017年4月1日のエイプリルフールネタとして「るっ!」と本編のキャラクターが邂逅してしまった。似ても似つかない絵柄と性格に戸惑う一行だが、なによりも、主人公が警戒心MAXになる闇を抱えた目にハイライトの無い「るっ!」のビィ(?)が存在感を際立たせた。深淵よりも深い闇を抱えた彼を相手に多くの本編キャラが苦戦を強いられる事となる。普通のエクストラクエストはかなりの強さを誇るも倒せないほどではなかったが、マルチバトルでは、まさに「るっ!」で散々虐げられた彼の本気が垣間見れた。まず体力だが、その値
「4億」
30人で戦うプロトバハムートの2億を超える驚異的な体力を持ち、その強さもほ桁外れ、難易度も「MANIAC」や「HELL」はもちろん「HIGH LEVEL」を超える「DARKNESS」。しかも勝てても手に入るのは何の役にも立たない「ビィボール」に、称号とわずかな宝晶石、そして優越感のみである。まさに彼に「こんな げーむに まじに なって どうすんの」と言われているようなものであった。
たった一日で、多くの印象を刻みつけたビィだが、最終的に姐さんことカタリナには勝てず瞬殺され、元の世界に戻された。そしていつの間にかに彼が主人公との一時の感想を書き記したような記述がルリアノートに。そのタイトルは「オイラ」であった。