概要
正式タイトルは『ショコラ 〜maid cafe "curio"〜』。
親の都合によりアンティーク喫茶店の店長代理を任された主人公が、新しい家族である義理の妹や偶然出会った令嬢などの少女達と共に日々を過ごしていく物語。
2003年3月に発売され、同年12月にはドリームキャスト版、2005年6月にはPS2版がアルケミストにより、2007年にはTGLから全年齢版が発売された。
また2005年3月には続編として『パルフェ〜ショコラ』が発売されている。
全年齢版は現在ミラーサイトから体験版をダウンロードすることも出来る。
世界観を同じくする同ブランド別作品に『この青空に約束を―』が存在する。
主な登場人物
結城大介(ゆうき・だいすけ)
主人公。容姿は伏せられている。
温厚で面倒見のいい性格だが、『ある事情』により女性との関わりが苦手な男性。
母を亡くし父親と暮らしていたが、ある日再婚により新しい家族が加わった他、新婚旅行の都合で彼の経営する喫茶店『キュリオ』の運営を任された。
業績が良い場合は二代目店長への就任もあるらしく、キュリオで出会う少女達や義理の妹に日々を翻弄されていくことになる。
真名井美里(まない・みさと)
大介が偶然出会った、名家のお嬢様である少女。
望まぬ縁談と社会への興味により家出したが、純粋無垢にして世間に対する常識が疎く、怪しい仕事の勧誘を受けていた所を大介に助けられた。
その後はキュリオの新人店員として雇われ、持前の積極性と努力家な性格により成長していくことになる。
結城すず(ゆうき・)
大介の父の再婚により結城に加わった義理の妹。
文武両道で家事もそつなくこなせる為、大介にも慕われている模様。ちなみに甘党でもある。
『りんりん』という愛称を付けられており本人は恥ずかしがっているが、その反応の為にたびたびこの名で呼ばれている。
大村翠(おおむら・みどり)
キュリオのフロアチーフを任されている女性。
大介とは中学時代から続く幼馴染であり性別を超越した親友関係だが、内心ではずっと彼に好意を抱いており、影から支えている存在でもある。
男勝りで姉御肌な性格なため、時折大介に男扱いされては彼を殴ったりしている。
桜井真子(さくらい・まこ)
キュリオの店員。勤務経験は長いものの、天然の気がありミスも多い。
非常に穏やかな性格をしている他、包容力のある母性的な雰囲気を持っており、他人や動物の警戒を自然に解く能力の持ち主。
プロレス好きという意外な一面がある。
橘さやか(たちばな・)
キュリオのパティシエ。プロへの夢を目指し努力を重ねている。
気の弱い性格で、たびたび緊張したり赤面したりする。
家族がおらず孤児院で暮らしていた過去を持ち、母親の顔のみうっすらと覚えている模様。
秋島香奈子(あきしま・かなこ)
キュリオにたびたびやってくる常連客。
容姿端麗で成績優秀だが感情表現が薄く、怒った時のみ大介をして「翠の数倍怖い」という怒気を放つ。
かつて大介と交際しており今でも恋心を持っているが、『ある事情』により現在では恋人関係を絶ち、別の思惑を持って彼の周囲に付き纏っている。
チロル
アンティークに込められた人々の想いが具現化した妖精。
どんな願いも叶えてくれる力を持つらしいが、ドジっ娘属性により成功率はきわめて低い。
作中においてはバッドエンドを迎えた時に初めて出現し、救済用の助言を与える存在でもある。