概要
すかいらーくが経営する洋食ファミリーレストランである。
2009年に社名を冠する「すかいらーく」の店舗が全て消滅したため、すかいらーくの各事業子会社が経営するファミレスの中では中心的な位置付けである。すかいらーくの他の業態としては、中華の「バーミヤン」、和食の「夢庵」、イタリアンの「グラッチェガーデンズ」等がある。
ガストはすかいらーくと似たようなコンセプト(洋食)であるが、1990年代前半のバブル崩壊に伴う低価格路線の実験店舗として作られた。
現在では当たり前のように採用されている店員の呼び出しベルやセルフサービスのドリンクバーなどをいち早く採用しており、結果として低価格の実験は成功して当時高級志向であったすかいらーくの多くがガストへとシフト転換を行っていった。
ロープライスであるため「ガスト現象」と呼ばれるブームも巻き起こしたが、セルフサービスが仇となり客足が遠退いた時期も存在する。
かつて「ガストビジョン」と呼ばれる大型のテレビ画面を店内に導入していたのも特徴だったが、現在は全て撤去されている。
その後、2001年にはファミリーレストラン初の全都道府県出店(現在では唯一でもあるが、バーミヤンも全都道府県に出店していた時期が存在する)を成し遂げ、2003年11月の八王子寺町店オープンを以て1,000店舗を突破したファミリーレストランとなっている。
店舗のロゴは数回変更されているがいずれも赤基調であり、初期の店舗は「GUSTO」とアルファベット表記、その後「レストランSKYLARKガスト」の派手なデザインを経て、最近の店舗は「Cafēレストラン ガスト」の表記となり、ロゴも店内の雰囲気もカフェ寄りの落ち着いたものになった。また、通常のガストでは殆ど取り扱わないステーキをメインにした「ステーキガスト」といった派生業態もある。