概要
元は和食ファミリーレストランを展開していた「藍屋」が展開するブランドの一つで、2000年にすかいらーくに吸収された。旧社名と同名の「藍屋」というファミレスも現存するが、「夢庵」の方がメジャーであり、価格帯はやや高めな「藍屋」に比べて廉価。
かつてはガストやバーミヤンと合わせて和洋中の3本柱をなす中核ブランドだったが、バーミヤンと同じく2000年代後半からは縮小傾向にあった。2010年代後半にはすかいらーく系の不採算店を夢庵や高級路線の店に転換する戦略を取ったため一時的に店舗数が増加に転じていたが、2017年頃から不採算店舗に取って代わるケースが目立った「しゃぶ葉」にすかいらーくグループの和食レストランの主力を奪われ(尤もしゃぶ葉はしゃぶしゃぶ専門だが)、2020年代のコロナ禍を経て再び数を減らしている。
「夢庵」の店名の由来は、作家である隆慶一郎氏の小説「一夢庵風流記」からとったもの(出典:https://limo.media/articles/-/6321?page=1)。
独特の世界を表現する「夢の庵(いおり)」という意味も込められている。