概要
未来の人類が自身の存在に絶望して、人類を滅ぼした後に地球の環境をリセットする為に作られた巨大マシーン。表面に篆書体で書かれたそれぞれの名前の漢字表記が刻まれているのが特徴。
根源的破滅招来体が呼び寄せたとされる。
テンカイ(天界)
第7話「地球の洗濯」に登場。
銅鐸の形をした自然コントロールマシーン。風速80㎞の台風を発生させ、地上にあるものを一掃し空気洗浄しようとした。クジラの声にも似た機械音を発する。
テンカイが作った台風が通り過ぎた跡は、フロンやメタンといった有害物質が無くなっている。(一見このまま放置しても良さそうに見えるが、実際は酸素濃度が強くなっており、酸素中毒になってしまうので危険。)
逆さまになるとタービンを回しながら暴風を発し、下部から空気を噴射して地面にあるものを一掃させる。
梶尾曰く「巨大な洗濯機」「巨大な掃除機」。
最期はガイアによって下から貫かれ、取り出されたコアを投げつけられて爆散しながら消滅する。
エンザン(炎山)
第28話「熱波襲来」に登場。
クワガタムシの姿をした自然コントロールマシーン。氷河期を防ぐために地球の気温を上昇させることが目的とされている。
最初は石板の姿をとっており、背部のエネルギーゲージが満タンになった時に上記の姿に変形する。表面は絶縁素材でコーティングされており、レーダーには感知されない。発する熱波は周囲に猛暑を齎すだけではなく、携帯電話をも使用不能と化す。
武器は腹部からの爆炎、角から放つ赤い電撃。電撃にも爆発効果がある。かなり狡猾な性格で、退却するとみせかけて攻撃をするのも得意である。
我夢の父親を猛暑で倒れさせた結果、我夢の怒りを買ってしまう結果となった。スプリーム・ヴァージョンのガイアに何度も投げ飛ばされる。
最期はガイアに「僕は地球を守る、出ていけ!!」と言われて渋々退却しようとするとみせかけて爆炎を放つが通じず、フォトンストリームで返されて苦しんでいる隙にガイア突撃戦法でコアを取り出され木端微塵に爆発した。
準備稿での名称は業火だった。
シンリョク(深緑)
第46話「襲撃の森」に登場。
塔の姿をした自然コントロールマシーン。人類の文明を樹で飲み込んでしまうことを目的とされている。未来人・矢吹栞が操る。
植物を増殖させる能力を持ち、その植物はシグファイターの冷却ミサイルでも防ぎ止めることが出来ないほど増殖スピードが速い。
武器は頭部の飾りから発射される緑色破壊光弾、体中の穴から閃光、中心部の光球からのビーム。増殖した植物から放つ電撃も武器。戦闘時には手足を生やして人型に変形する。
内部のメインサーキットをキャサリンによって破壊され、戦闘モードに変形しガイアと戦う。
周囲の植物を操ってガイアを苦戦させるが、チームライトニング、チームハーキュリーズの援護攻撃で光球が破壊される。最期はフォトンエッジを受け、栞共々倒された。
内部構造は、なんとアルケミー・スターズの開発した『自然循環保護システム・エント』に酷似していた。