衝撃ムカデ
しょうげきむかで
電気が流れる、機械のムカデの姿をした幻想体。
グレゴール曰く、体の鉄板は断面が鋭く研がれた全身刃のようだ。
研究所のような空間を形作る。
しかし、この幻想体のいる空間は水槽の中である。
分類はT-02-11-04、危険度(リスクレベル)はHE。
水槽の前には電気の形をしたボタンと雫の形をしたボタンが設置してある。
水槽の案内表示を見るに超高圧の電気を放出できるようで、「ムカデに刺激と苦痛を与えれば放出する電気の強度がより強くなります。」と書かれている。
電気の形をしたボタンを押すと機械が稼働し、充電池が排出される。
ムカデが発生させた電気を奪い、充電池に入れて取り出すためのボタンのようだ。
体を動かす電気を奪われたためか、こちらのボタンを押した際はムカデはじっとしている。
雫の形をしたボタンを押すと、水槽が水で満たされ、ムカデがうねうねと動き回る。
ムカデが動く度に火花が走るという描写や水槽の案内から推測するに、
電気の短絡(ショート)でムカデを苦しめて暴れさせ、電気の放出を強めるためのボタンのようだ。
両方のボタンを押すと勿論、両方とも作動する。
この幻想体はとぐろを巻くことにより体内に電気を溜めることができる。
幻想体は本来物理法則といった通常の理屈に縛られる存在ではないが、
衝撃ムカデはショートや通電といった物理法則に則ったような法則を通じて動いているようだ。
同様に、電気刺激によって神経が動くのを再現したかのように、体力が尽きても専用バフ自家発電自家発電が無くなるまでは動き回ることができる。
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動すると科学者のような衣装に変化。(グレゴールは片腕がムカデに変化。)
E.G.O侵食時はサイボーグ化する。(ヒースクリフは口元がサイボーグ化し、釘バットを持ち、グレゴールはもう片腕もムカデに変化する。)
E.G.O名の《AEDD》が何の略であるかは不明だが、ギフトとして〈制限解除された除細動器〉(英語版ではUncapped Defibrilator)が追加されたことにより、
自動体外式除細動器(AED)に何かしらの単語を付け加えたものである可能性が浮かび上がった。
ヒースクリフ、グレゴール共にE.G.O 《AEDD》の服装がN社九人会の服装に酷似しているという意見がある。