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九太の編集履歴

2017-08-16 23:20:16 バージョン

九太

きゅうた

アニメ映画『バケモノの子』の登場人物。

※ この記事には映画『バケモノの子』のネタバレが含まれています。

概要

CV:宮﨑あおい(幼少期・左)/染谷将太(青年期・右)

きゅう心の中の


バケモノの子』の登場人物で、主人公のひとり。

9歳の時に不慮の事故で母を亡くし、その親族に引き取られるのを嫌って一人で生きていこうと家を飛び出した。少ない所持金を削りながら【渋谷】を彷徨う中で、声をかけてきた熊徹の後を追い、バケモノの世界である【渋天街】に迷い込んでしまう。

どこにも行き場がないため、嫌々ながら熊徹の弟子となり、彼との共同生活と修行の日々を経て、互いに成長していく。態度は不遜だが物事の飲み込みは早く、熊徹の足さばきを見よう見まねで体得するなど素質にも恵まれる。

本名は「(れん)」であるが、「個人情報だから」と教えるのを拒否したため、9歳だということを知った熊徹に「九太」と名付けられ、そのまま【渋天街】での呼び名となった。


劇中での活躍(ネタバレ注意)

行く当てもないため渋々熊徹に弟子入りした蓮であったが、彼のちぐはぐな指導に不満を持っていた上、人間に対する偏見から猪王山の次男である二郎丸が率いる友人グループからいじめを受けたり、猪王山の長男である一郎彦からは「弱い奴」と言われるなど、当初はバケモノ界での生活は充実せず、熊徹との師弟関係も最悪であった。


しかしその最中、宗師の勧めで熊徹らとともに各地の他の宗師を巡る旅をした結果、「強さ」というのがなんなのかを見出しさらに母親の幻影から「真似から入る」というアドバイスを受けると、言われたまま熊徹の技や仕草を真似し続けた結果、両腕を縛った状態の熊徹をあしらうことができる程度の実力が身につき、その実力で自らをいじめていた二郎丸を見返した結果二郎丸とは親友と呼べるほどの関係となり、熊徹との師弟関係も改善され熊徹とは親子と呼べるほどの絆が結びついていく。


そして8年が経ち熊徹と互角の実力となったある日、偶然人間界に戻り立ち寄った図書館で進学校に通う女子高生・と出会う。そして彼女から「知らないこと、知りたくない?」と持ちかけられそれまで心から離れていた人間界に興味を持つようになり、渋天街に住みながら密かに人間界に赴き楓から勉強を教わる生活を送るようになる。


そして次第に大学に進学できる程度の学力がつき始めたある日、行方不明になっていた父親の所在がわかり父親との再会を果たす。父親と少しばかりの会話を交わした後バケモノ界に帰ると、熊徹が偶然九太の寝床から数学の教科書を発見したことで、熊轍に自分が人間界に興味を持っていたことが知られてしまう。その件に関して熊轍から追求された結果、彼と不和が生じて迷いながらも渋天街を去ることを宣言し、熊徹の制止も聞かないまま再び人間界へ赴く。


そこで再び父親と再会し彼から「一緒に暮らそう」と持ちかけられるが、自分のこれまでの苦労を知る由もなかった父親に対する不満を口にし、さらにバケモノ界への想いも捨て切れなかったことから、それを拒否してしまう。そして自らの心に闇が覚醒しつつあるのを知り、そのまま楓と落ち合うと「俺は何なんだ?」と激しく楓を威圧してしまうが、彼女の叱責と励ましの言葉をかけられ自らの心に決着を付けるべくバケモノ界へ帰還を決意。その際楓からお守りである赤い糸性のブレスレッドを渡される。


そしていざ渋天街へ戻ると、二郎丸から宗師が神への転生を決意し後継を決定するための闘技会が行われることを知る。密かに闘技会の会場へ足を運んだ九太は、熊徹が九太が出奔したことに対する失意から精彩を失ったことで猪王山に敗北寸前にまで追い詰められた様子を見ると、彼を叱責して精彩を取り戻させ見事熊徹を勝利に導いた。


熊徹が新たな宗師に決定したことで握手を交わそうとする二人であるが、その時猪王山の敗北に納得のいかなかった一郎彦が、猪王山の刀を熊徹に突き刺し彼を殺そうとする。そのことで激しく怒り狂った九太は闇の力を解放して一郎彦を殺そうとするも、間一髪周囲の説得あって我に帰り一郎彦を殺さずに済む。しかし一郎彦は闇の力を増幅させそのまま人間界へ赴く。その後一郎彦が自分と同じ人間であることを知ると、一郎彦を止めるために自らも人間界へ急行。


そこで楓と再会し一郎彦を探していると、大通りで闇に支配された一郎彦を発見し彼と交戦になるが、闇の力を炸裂させる彼に力負けし、さらに一郎彦が楓が落とした「白鯨」を読み鯨の姿へと変貌し渋谷の街中を暴走する。なんとか一郎彦の暴走を食い止める策を考えていた九太は、やがて一郎彦の闇を自らに取り込みその直後自らの胸に刀を突き刺すという自らの命を犠牲にした方法で彼を止めようとする。


そしていざそれを実行しようとすると、突然九太の目の前に燃え盛る剣が突き刺さる。ふと上を見るとそこには渋天街の住民たちがおり、多々良からそれは付喪神に転生した熊徹だと告げられる。そして付喪神に転生した熊徹が九太の胸に引き込まれると九太はそれに涙するが、それに対して熊徹が叱責し九太も「うるせぇ!!」と、いつも通りの会話を交わす。そして燃え上がる剣の使い手となった九太は熊徹と協力して一郎彦の闇を粉砕し、彼の暴走を食い止めることに成功した。この際、九太は楓から授かったお守りを密かに一郎彦の手首に付けた。


騒動がひと段落すると渋天街で彼を祝う盛大な宴が行われ、そこに訪れていた楓から大学の願書を見せられ人間界に住むかどうかを尋ねられると、九太はそれを承諾。渋天街を去り大学に進学し、父親、そして自らの胸の中に宿った熊徹とともに暮らすのであった。


関連イラスト

幼少期

きゅうきゅうたとチコ


青年期

九太バケモノの子 九太


関連タグ

バケモノの子 細田守

熊徹 楓(バケモノの子) 一郎彦

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