曖昧さ回避
- 20世紀初頭に実在したアレイスター・クロウリーが呼び出そうとした悪魔。→本項で解説。
- とある魔術の禁書目録に登場するラスボス候補の1人、ローラ=スチュアートの正体。→本項で解説。
1の概要
知識の本質に近付こうとする者を様々な手段を用いて誘惑し、妨害を試みようとする邪悪な意識の集合体とされる悪魔。
かつて魔術師アレイスター・クロウリーが、自らの体を媒体に降臨させようと試みたらしい。
2の概要
初出は新約18巻。
かつてアレイスター=クロウリーによってこの世に召喚された悪魔。
物語の時間軸でのローラ=スチュアートの正体で、クロウリーと並ぶと“ある魔術の禁書目録シリーズ”のラスボス候補の1人。
なお、クロウリーに召喚されたと史実ではなっているが、召喚した本人は全く気付いていなかったが、それ以前に既にメイザースによって“こちら側”に呼び出され“クロウリーを破滅に導く旨の契約”を交わしていた。
ちなみに、此方の世界設定でも悪魔とカテゴライズされているが、全密にはソロモン72柱や邪悪の樹は勿論、現存するあらゆる宗教や伝承にも記されていない(属さない)特異な存在であり、その重要性はアレイスターが推し進める“ありとあらゆる位相を破壊する為に魔術を絶滅させる為の計画(プラン)”に必要不可欠な要素の1つであるエイワスと並ぶとされている。ちなみに新約17巻で、ネフテュスがその存在を示唆していた。
上記の契約の元、密かに北アフリカから英国へと渡ると、クロウリーの第二子であるローラ=ザザの体を乗っ取るとローラ=スチュアートと名乗り、表向きは必要悪の教会のアークビショップとして活動するのと同時に、メイザースとの契約を履行する為に暗躍していた。
アレイスターたちですら把握していなかった上里翔流や理想送りの存在についてローラだけが知っていたのも、おそらく乗っ取っていたコロンゾンの方が知っていたからと思われる。
なお、本体は正体を隠すために普段はローラの長い金髪の奥深くに隠れている。
彼(?)もまた、何かしらの独自の思惑を秘めているらしく、メイザースとの契約からの解放を切に願っており、新約18巻の終盤で、遂にその姿を読者の前に曝け出すと自身の正体を悪意を共にクロウリーに明かし嘲笑しながら始末し、学園都市の制御を奪うことに成功。
メイザースとの契約を完了したとして、今度は学園都市を利用して自身本来の目的を遂げようと目論み行動に移そうとするが、その直後に自身が破滅した時の保険として“無限のifの可能性に分裂”という手段を用いて生きていたクロウリーによって英国およびイギリス連邦加盟国を全て奪われるという事態に陥ってしまい、反撃宣言を受けてしまった。
余談
ローラの肉体を乗っ取っている際に名乗っているスチュアート性は、契約者のメイザースがスチュアート王朝の復活を望んでいた為、一種のサービス精神から名乗っている為である。