公共の場に設置され、不特定多数が(有料で)利用できる電話機のこと。
概説
硬貨、もしくは専用の磁気カード(テレホンカード)を使用することで通話可能。
昭和中期はいわゆる赤電話、その後ピンク電話へと移り、さらにテレホンカードに対応した緑電話、さらに高性能化を図った「デジタル電話」へと変遷していった。
インターネットが普及し始めた頃からは、ネット回線対応型も登場している。
雨風を凌げるよう屋外用は電話ボックスに収容されている。
市内固定電話へは10円につきおよそ1分、携帯電話へは10秒前後につき(通話先の相手の位置や契約先等の条件によって変動するが)10円が消費される。
事件・事故が発生した際には、下部にある赤い緊急通話ボタンを押すことで、無料で警察や消防署へと通話するととが出来る。
現在は携帯電話の普及に伴い設置数が減少傾向にあるが、震災などの大規模災害時や携帯回線が繋がりにくい大規模イベント等では威力を発揮する。
海外でも携帯電話の普及によって一時的に減少傾向となったが、災害時の対応力や回線の堅牢さ(≒情報漏洩への抵抗力)、使用法の明快さから再注目を浴び、設置数は回復傾向にある。