概要
ローマ数字も漢数字も、桁が増えて行くと文字を増やさなければいけなかった。
しかしアラビア数字式の表記法(位取り記数法)にはその必要がない。
百二十を120と表現する、我々は子供の頃からこの方法に慣れ親しんでいるが、実は中々誰も思いつかない非常に画期的な発明だった。
余談だが、算用数字というシステムが発明されたのはインドであり、「アラビア数字」の名はアラビア経由でヨーロッパに伝えられた事に起因するものである。尚、伝統的にインドやアラビアで用いられてきた数字は字体が我々の慣れ親しんでいるものとはだいぶ異なる。