「暴走した魔力が爆発を起こす!」
概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する攻撃呪文。
初出は『ドラゴンクエストⅥ』から。
遙か昔、偉大な賢者が生み出したと言われる究極の呪文。
作品によって呪文と特技、どちらに当てはめられているかが異なる。
詠唱者の持つ全魔力を放出して巨大な爆発を引き起こし、
基本的には、敵全体に、消費したMPの3倍(8・DS版6・モンスターシリーズでは2倍、9では1.5倍)のダメージを与える。
ただし、作品によって異なるが、実際は耐性設定があり、例えば6のデーモンキングへのダメージはMPの8分の3=0.375倍となる。
ほぼ一撃必殺の破壊力を叩きだす強力な呪文ではあるが、使用後はMPが0になってしまうという最大の欠点を抱えており、いわゆる『諸刃の剣』といえる代物。しかし、ダークドレアムはなんとマダンテを撃った後に平然とジゴスパークを放つことができる(デスタムーア戦のみ)。
また、防御系の特技「だいぼうぎょ」で最低限にダメージを抑えられるため、ぶっ放したのは良いがカス当たりで損をすることも多い。
耐性によってマダンテを完全に無効化するような敵は、ナンバリングタイトルにおいては今のところほぼ存在しない(呪文『アストロン』ぐらい)。
一方モンスターシリーズでは初代ではマダンテ自体にマダンテ属性なる物が設定されていたり、以降の作品でも炎系や光系などに分類されている為、それらの属性の耐性が無効以上であった場合ノーダメージに抑えたり、吸収して回復したりできる。
とはいえ、作品によっては、使い手が多ければ裏ボスを瞬殺することも可能。
だがその使い手を増やすための手段が非常に厳しいのが難点である。
(6ではバーバラがイベントで習得する以外は、入手条件が厳しい「はぐれのさとり」ではぐれメタルに転職して熟練度を最大まで上げるか、仲間モンスターとしてはぐれメタルを仲間にしてレベルを上げて習得させるしかない)
ロトの紋章におけるマダンテ
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』では大きく設定が異なる。
賢者ポロンの合成呪文の集大成たる『極大五芒星』。メラゾーマ・マヒャド・バギクロス・ベギラゴン・イオナズンの5系統の最上位呪文を同時に使用し、合成する事で放つ。
『ドラゴンクエストモンスターズ』では、上記5つの呪文を習得し、レベル等の条件を満たすとマダンテを覚えることが出来る。モンスターズ2のみ効果範囲が単体となっている。
先述の設定を反映したものかは不明だが、『ダイの大冒険』のメドローア等も取り入れられているため、可能性は高い。