鳥山石燕の妖怪画にその姿が見られる妖怪。「白溶裔」とも表記する。表記揺れとしては「白うねり」とも。
ボロ布で出来た三本指の龍と言った趣の姿をしている。
因みに白容裔の「容裔」とは【布が風にはためく様】を表した古い日本語であると言う。
元々、特に設定やペルソナの無い姿のみの妖怪だったが、後世になると様々な属性が加味され、現在では一般に「雑巾や蚊帳などの古い布製品の付喪神」として認知されるようになった。
創作での扱い
創作作品ではあまり名前を見ない妖怪であるが下記のものに登場する。
ゲゲゲの鬼太郎
アニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」に登場している。劇中の描写によると「ねずみ男よりも強烈な悪臭の持ち主」との事であるが、これは前述の「雑巾の付喪神」の設定を踏襲しての事と思われる。
忍者戦隊カクレンジャー
妖怪軍団のシロウネリとして第11話「ボロこそ最高!!」に登場。ボロ布を人型にした姿でボロボロであることを愛しており、「ボロボロ変化」で人間の服を襤褸にして回った。