マッコール
まっこーる
曖昧さ回避
いずれも艦名は米英戦争で活躍したアメリカ海軍のエドワード・R・マッコール海軍大佐(1790年8月5日~1853年8月1日)に因む。
ポールディング級駆逐艦「マッコール」
1909年3月22日起工、1910年4月9日進水、1910年11月18日就役。
大西洋艦隊に配備。
1916年、ニューイングランド沿岸をパトロール。
1917年4月6日、アメリカが第一次世界大戦に参戦。
1917年6月14日、ヨーロッパへ向かう船団を護衛してニューヨークを出発。その後も護衛任務を継続。
1918年2月22日、コーヴ(アイルランド)に到着。イギリスへ向かう船団の護衛に当たる。
1918年11月11日、ドイツ軍と連合国軍との間に休戦協定成立。
1919年1月、帰国。
1919年12月12日、退役。
1920年1月16日、修正第18条が施行され、アメリカで禁酒法時代が始まる。
1924年6月7日、財務省に移管される。沿岸警備隊に移籍し、ニューロンドン港(コネチカット州)を拠点に酒類の密輸摘発任務に就く。
1930年8月12日、沿岸警備隊を退役。
10月18日、海軍に返還される。
1934年5月2日、スクラップとして売却。
グリッドレイ級駆逐艦「マッコール」
1936年3月17日起工、1937年11月20日進水、1938年6月22日就役。
1939年1月16日、太平洋艦隊に配備。
1941年12月7日、日本海軍の真珠湾攻撃。第8任務部隊(司令官:ウィリアム・フレデリック・ハルゼー海軍中将)はウェーク島への航空機輸送から真珠湾に戻る途中だった。
1942年2月1日、マーシャル諸島とギルバート諸島への空襲を援護(マーシャル・ギルバート諸島機動空襲)。
5月、アリューシャン方面に配備。日本軍基地を艦砲射撃。
9月30日、真珠湾に戻り、オーバーホールを行う。
11月11日、ガダルカナル島へ航空機を輸送する空母「エンタープライズ」を旗艦とする第16任務部隊(司令官:ウィリアム・フレデリック・ハルゼー海軍中将)に編成され、ダンベア湾から出発。
11月13日、第三次ソロモン海戦に参加。
1943年9月19日、サンフランシスコへ向かう船団を護衛してヌメアから出発。到着後、メア・アイランド海軍造船所でオーバーホールを受ける。
1944年1月、第58任務部隊(司令官:マーク・アンドリュー・ピート・ミッチャー海軍中将)に配備。
1月19日、マーシャル諸島、ギルバート諸島の攻略に従事。
6月19日、マリアナ沖海戦に参加。「マリアナの七面鳥撃ち」に加わる。
7月10日、グアム島周辺をパトロール中、1941年12月8日の日本軍占領以来潜伏していたジョージ・レイ・ツイードのヘリオグラフに気づき、収容。
10月23日、レイテ沖海戦に参加。
1945年2月19日、硫黄島へ到着。艦砲射撃を行う。
4月22日、サンディエゴに到着。
8月15日、日本がポツダム宣言を受諾し、降伏。
11月30日、退役。
1948年3月20日、解体された。