概要
特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構であるCEROのレーティングが実際のゲーム内容と比べて明らかに低すぎるのではないかと思われる作品に対してプレイヤーから「本当に審査をしているのか?」という疑問の声である。
CEROは独自の審査基準を持ってレーティングをA(全年齢)、B(12歳以上)、C(15歳以上)、D(17歳以上)、Z(18歳未満禁止)を付けている。この審査基準は曖昧であるため、際疾い表現が含まれるゲームがAであったり、逆に何が問題があるのか、というゲームがB以上である場合も少なくない。
これについては4gamerにCEROの事務理事へのインタビューが掲載されているが、
そこでは「男女比はほぼ半々。年齢は20代から60代まで,特定の年齢層に偏りがないようにしています。学生や主婦など職種もさまざまですね」
「客観性のある審査方法なので,ほとんど個人差がありません」とのことである。
とは言うものの、実のところ審査員の結果が割れることはそれなりにあるとのことから、やはり審査基準は発展途上の曖昧なものであるといえるだろう。
一方、審査に使用される資料はメーカーから提出された15~20分程度のダイジェスト映像であり、
それに「偽りがない」ことを前提にしてるとも語られているので、CEROが仕事をしてないのではなく、
資料映像に不備があった可能性も否定出来ないといえる。
特にこの表現が用いられる時は明らかにCERO-Aじゃないだろう、という作品にCERO-Aが付けられている場合に用いられやすい。
よくCERO仕事しろ、と言われるゲーム
しかし……
2011年に発売されたメルルのアトリエは最初CEROのレーティングはAとなっていた。しかしながら、ゲーム中に登場する露天風呂イベントはどう見てもCERO-Aどころのものではなかった。その為か、メルルのアトリエは発売されてからCEROがAからBに引き上げられる結果となった。この時にはネットで「CEROが仕事した」などと言われる事態となった。
サンダーフォースⅵ
テクノソフトから権利をもらい、セガが開発・発売。
CEROはA(全年齢対象)指定…なのだが、ラスボスがCERO C~Z相当のグロさを誇るレベルの代物であり、一部からは「こんなのがCERO Aとは信じられない」などの声があがる始末となった。
さらに、初回特典として付属する設定資料のラスボスの項目には、グロくないテクスチャのラスボスの絵がある…が、そのキャプションになんと『CERO対策として』という一文が書かれてあり、「審査に出した時に差し替えた」という疑惑がある。
関連タグ
CERO CERO-A CERO-B CERO-C CERO-D CERO-Z