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グロス曹長の編集履歴

2018-01-02 23:01:10 バージョン

グロス曹長

ぐろすそうちょう

『進撃の巨人』に登場するキャラクター。

概要

進撃の巨人』における、グリシャ・イェーガーの回想話で登場するマーレ人下士官。

グリシャ曰く「マーレ治安当局の男」。軍人もしくは軍隊式階級制度の秘密警察、あるいは準軍組織所属の可能性もあるが、詳細は不明。


幼き日のグリシャが飛行船を見るために妹・フェイと抜け出した収容区外で、同僚のクルーガーと共に遭遇。

その悪趣味な残虐行為はグリシャの心に深いマーレへの憎しみを植え付け、ある意味一連の戦いの発端を造った。


作中では

クルーガーと共に勤務をさぼって(もしくは休憩中)飛行船の着陸を見物していた時に、収容所を抜け出して飛行船の後を追ってきたイェーガー兄妹と遭遇。グリシャを尋問・制裁するクルーガーの傍らで、先に家に帰すと言ってフェイを連れその場を後にした。

その後フェイは無残に犬に食い殺された状態で発見されるが、グリシャの父に対しては自身の関与を否定。更に、収容区から無断で出た兄妹の行動を「親の教育がなってないせいだ」と言い、低姿勢で謝罪する父親を、フェイへの同情や保護責任など一切見せない高圧的態度で非難した。

このことをきっかけにグリシャは、傲慢なマーレ政府と卑屈な父親、そして妹の死の原因を作った自身への憎悪を募らせていくことになる。


そして15年後、息子・ジークの密告で楽園送りとなり、終身刑(=巨人化刑)執行所となる壁上に連れてこられたグリシャの目の前に現れる。

グライスを巨人化させずに突き落とし、壁から遠ざけるための生き餌とした上、巨人化させたグリシャの妻・ダイナがグライスを追う様を「本当はあっちの方に気があったみたいだな」と嘲った。


グリシャからフェイを殺害したという糾弾を受けると、あっさり自身と息子たちが犯人だと認める。

「心が痛まないのか」という批難に対し、エルディア人を人間ではなく害獣・化け物とみなす自身と世界の価値観やエルディア人への憎悪、自身の残虐な趣味を正当化してグリシャに語る。

その上、逆に「復権派こそ人殺し集団」「マーレ人に何をする気だった?心は痛まなかったのか?」と嘯いた。


尚も反論するグリシャを、自身の手で調整した巨人に食わせるため突き落とそうとしたが、離反したクルーガーによって逆に突き落とされる。

グリシャに語った「残虐行為を通じて世界の残酷さを常に確かめているから、いつ死が訪れてもそれを受け入れる覚悟がある」という発言とは裏腹に、顔を恐怖にひきつらせ、悲鳴を上げながら絶命。自身が巨人化させたエルディア人に生きたまま食われるという、まさに「因果応報」というべき最期を遂げた。


その壮絶な死に様を見たグリシャは、いくら妹や妻・同胞たちの仇とはいえ「見るに堪えないものだった」と発言している。


余談

彼の悪趣味はマーレ治安当局内部にも広く知れ渡っていたらしく、同僚や新兵達も止めこそしないが、嫌悪感を隠そうとしなかった。

また「エルディア人は人の皮を被った怪物」「エルディア人をこの世から一匹残らず駆逐することが全人類の願い」という発言は、皮肉にも巨人に対する壁内エルディア人(エレン・イェーガーリヴァイ)の発言と重なっており、アニメ2期のオープニングテーマ「心臓を捧げよ」の歌詞とも重なる部分がある。


関連タグ

進撃の巨人 マーレ(進撃の巨人) エルディア

グリシャ・イェーガー ダイナ・フリッツ エレン・クルーガー

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