概要
学名の意味は「武器無しの歯をしたワニ」。
全長10m。
特徴
最初のワニの仲間は三畳紀に メガランコサウルスなど樹上生活をしており、さらに後の白亜紀には水辺に棲む者や草原を駆け回る者、また海に適応した者まで現れ、多様性に富み、繁栄していた。このストマトスクスはとても風変わりなワニでヒゲクジラのような頭をしていたいわれ、大きな湖などに生息し、ヒゲクジラのように小魚やプランクトンを水ごと飲み込んでいたと考えられている。そのため歯は退化している。標本は第二次世界大戦中にドイツのミュンヘン博物館が爆撃を受けたため破壊された。これはスピノサウルスの標本も破壊されたことで有名である。