ミッドウェー(ミッドウェイとも)とは、ハワイ諸島の北西に浮かぶ島の名前である。この島を巡って第二次世界大戦中にミッドウェー海戦が生起した。タグとしては、この海戦の略称としての使い方も多い。
また、この海戦の名前を、アメリカ海軍は大戦直後に竣工した大型空母に与えた。
空母ミッドウェー
エセックス級を装甲化し、大幅に拡大したものである。排水量は1.5倍以上の45000トンに達した。同型艦に大戦中のルーズベルト大統領の名前を取ったフランクリン・D・ルーズベルトと珊瑚海海戦を記念したコーラル・シーがある。
当初はそれまでの空母に倣った一本甲板であったが、アングルドデッキを取りこんで改装され、ニミッツ級ら現在の原子力空母に繋がる姿になった。
横須賀を母港としたこと、ベトナム戦争に参加したこともあって反戦運動の対象となり,1980年代には帰港するたびにニュース番組で取り上げられるなどして著名である。のち、叩かれ役はカールビンソンなどに引き継がれた。1992年退役。
ちなみに、改装で追加されたバルジにより荒天時の安定性が損なわれたとされ、なんと傾斜24度に達する横揺れを経験し、そのことを記念したワッペンが作られてしまった。
こちらがそのワッペン(外部リンク)
参考
護衛空母ミッドウェー
新型の大型空母にミッドウェーの名が与えられる前に、ある護衛空母がこの名を冠していた。それがカサブランカ級の一隻、CVE-63ミッドウェーであり、のちのセント・ローである。レイテにおいて特攻を受け、沈没した護衛空母として有名である。