軍艦旗とは、海軍が用いる艦船の所属を示すために掲げられる旗である。
概要
軍艦旗は、その艦船の所属を示すほか、その艦船が戦闘行動に用いられている(或いは従事している)事を表す事を示す意味合いがある。
つまり、軍艦旗は国旗とは別の用途・意味合いを持つため、国旗とは異なる意匠となる。
例えば、大日本帝国海軍や海上自衛隊では十六条旭日旗、ロシア帝国・ロシア連邦では白地に青い×の聖アンドレイ十字、大英帝国海軍は白地に赤の十字を入れてその左上にユニオンジャックを入れると云った具合に、国旗とは明確に区別できる意匠が用いられる。
こちらも軍旗と同様に、国家元首など統帥権を持つ者から与えられることが多く、非常に神聖な存在として扱われる。
一方で、こちらは唯一無二と言う訳ではなく、掲げられている間は常に強風に晒されるために痛みが早い上、軍旗よりも国際法や慣例で重要な役割を果たす機会が多いので、常に意匠が明確に判る状態を保てるようにスペアが用意されている。